小児科 すこやかアレルギークリニック

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あれも話したい
2013年06月15日 更新

昨日も触れたように、20日の午後を休診とし、新潟市に講演に行ってきます。

栄養のプロが対象だそうで、どう話を組み立てようか思案のしどころです。これは一般論ですが、栄養士の資格を取るために勉強しても、食物アレルギーを学ぶ機会があまりないそうで、ともて勉強されている方とそうでない方では、知識の差が大きいのだろうと予想しています。

栄養学という点では、私はプロではないため、かないませんし、かなおうとも思っていません。ただ、食物アレルギーの実践も含めると、私の方が何かしらの経験や知識があるのだろうと思っているので、その辺のことを話せばいいのだろうと思っています。

ここ最近、食物アレルギーで話題になったものと言えば、調布市の死亡事故と茶のしずく石けんでしょう。多くの人が知っていることから話を進めていくのも手です。

毎週のように学校や園に出向いて話をしていますが、これは誤食時の対応を話しており、調布の死亡事故のことは触れざるを得ません。茶のしずく石けんについては、食物依存性運動誘発アナフィラキシーという病気があると説明する時に、触れている程度のことが多いです。

栄養教諭が対象となると、当院では食物依存性運動誘発アナフィラキシーの小学生、中学生、高校生(大人も)を複数診ていますので、知っておかなければならない病気となります。

となると、ある日の午後に同じ中学校で5限の体育の時間に2人同時にアナフィラキシー症状を起こし、救急車が呼ばれ、2人がほぼ同時に病院に救急搬送されたことにも触れる必要があります。茶のしずく石けんに絡めれば、より身近?に耳を傾けてくださるのかなと思っています。

多くの医師がそんなことはしないでしょうが、2人のうちの1人は予想されるアレルゲンを食べさせて、運動負荷をかけて、じんましんが出ることで原因抗原を解明しています。

ちなみに、もう1人は、甲殻類で間違いなかろうと思っています。ただ、少し前にエビを使って負荷試験をやっており、食べて大人しくしていれば何も起きないのに、食べて運動するとアナフィラキシーが誘発されてしまうようです。

また、学校生活管理指導表についても話すよう依頼がありました。全国共通の書式となっており、専門医にとっては有り難いのですが、専門でない医師には難しくて書けないと聞いたことがあります。新潟県でも、この管理表をもとに学校が対応していこうということになっているそうですが、書くことを拒否する医師もいるようで、足並みが揃っていません。

養護教諭、栄養教諭にも充分な理解を得られていないと思われ、この管理表を理解するには、食物アレルギーの基本を知っておく必要があります。つまり、食物アレルギーで知っておいて欲しい病態や診断法、対処法を説明しなければなりません。

先日アトピー性皮膚炎で定期受診された際、ビワの口腔アレルギー症候群について相談をされたのですが、ビワを買ってきてもらい診断を確定しました。その日のうちに管理表を書いて、患者さんに渡しています。その辺も触れると、理解しやすいと思っています。

私に与えられた時間は限られており、食物アレルギーのこと、管理表のことなどを話しているうちに時間が終わってしまいそうです(涙)。となると、卵や乳、小麦といった主要アレルゲンの特徴などを話すのをメインに据えようと思っていましたが、時間的に難しいのかもしれません。

それなりの知識を持っている栄養教諭の方には「そんなの知ってる」ということになると思いますが、そうでない方もいらっしゃるでしょうし、新潟県全体のレベルアップという点で考えると、ここは食物アレルギーの基本を知ってもらうことが先決のように思っています。

その代わりと言っては何ですが、過去に経験したケースと絡めながら話せば、ある程度ご存知の先生が聞いても飽きないでしょうし、その作戦でいこうと思っています。

いずれにしても話したいことが沢山あり、どうやって話を進めていこうか作戦を練る必要があります。週明けには印刷の関係で、スライド原稿をでき上がらさなければいけません。

週末はこのことで頭を悩ますことになりそうです。