水曜の午後と言えば、講演ラッシュとなっています。
先週までの2週連続で長岡市のハシゴから一転して上越市内の保育園となり、近間でホッとします。しかも一カ所です。
とは言え、来週は150キロ離れた新発田市ですし、その後も地元上越市、小千谷市と2週連続でハシゴとなります。楽をできるのも、今週だけのようです(汗)。
だいたい16時から開始のことが多いため、16時に園に行ってみると、園の先生方が私にかまっているヒマもないくらい忙しそうです。ちょうど園児が帰宅する時間で、開始が16時半の約束でした…。「ちゃんと開始時間を確認しないと」って感じですよね?。
今回は設備がないと言うことで、マイプロジェクターとマイスクリーンを持参します。30分早く着いたので、1人で設置をしていました(画像)。
そうしたら「ちょっと来て下さい」と言われ、行ってみると私の診ている患者さんが職員室にいました。左のまぶたがやや腫れているようです。
講演の中で、粘膜は腫れやすいという話をしています。以前、卵アレルギーがあり、卵を除去していたお子さんが、卵焼きの負荷試験をクリアしていました。卵料理も食べても何ともなかったのですが、ある日、母が生卵を使って料理している時にお子さんが殻を触り、その手で目をこすったら目の粘膜がゼリー状に腫れたということがありました。
あと、牛乳アレルギーのお子さんの服に隣の子の牛乳がかかってしまい、慌てて服を脱がせたら、その牛乳が目に触れてしまい、まぶたが腫れるということもありました。
今回のお子さんも、牛乳アレルギーがあったのですが、誤食には気をつけていたようで、誤食ではないようです。どういうルートか定かではないですが、手に乳がついてしまい、それで目をこすったために腫れているのかなと思っています。
絶妙なタイミングで、ちょうど診察に来たような格好でした。園の先生は確かに帰宅の時間だったため、お母さんが迎えに来るまで様子をみたいとおっしゃっていましたが、私は「抗ヒスタミン薬を飲ませた方がいい」と伝えました。
よく見ると発赤のほかに、細かいじんましんも1~2個出ています。症状は軽いので様子をみても消えてしまうだろうと思いましたが、早めに動くという意識を植え付けたいと思ったからです。
間もなくお母さんがお子さんを迎えに来られ、私に一声掛けて帰っていかれました。園でも、エピペンは「預からないといけないのだろう」という雰囲気になってきましたが、抗ヒスタミン薬などの内服薬は積極的に預かろうという雰囲気はあまり感じないため、こういう啓発も大事だと考えています。ちょうど良かったと思っています。
そうこうしているうちに16時半となり、部屋に人が集まってきました。他園からの参加もありました。こういうイベントがあるとそれを把握した市役所の方で、他園にも声を掛けてくれているようで、こういう連携はありがたいと思います。5月8日の時も、「やたら職員が増えたな」と思っていたら、他園からの参加者が多かったのだそうです。
いつものように1時間半近く話しまくりました。調布市の件があって以来、関心が高く、皆さん集中して聞いてくださいます。私としても嬉しい限りです。
ちなみにこの園は、当院で2人エピペンを処方しています。もう1人にも処方した方がいいと思っており、そうすると3人になります。決して園児数も多くないのですが、どういう訳か、この園に多いと言えます。
昨年、1人目のエピペンを処方した際にこの園に出向いて講演しています。園長先生も「昨年もエピペンの話を聞いたけど、怖くって」とおっしゃっていました。他の園よりはエピペンを使うリスクが高く、危機意識が強いからこそ、講演の依頼があったと思われます。
こういう不安を解消するのが私の役目と思われ、また依頼があれば行ってもいいと思っています。こういう繰り返しが地元のレベルを高くするのだろうと考えています。



