ここ最近はかなりの頻度で各地を飛び回っていますが、今日でとりあえず一区切りになりそうです。
今日は、小千谷市に出掛けますが、今日もハシゴです。まずは某高校に行って話をし、それが終わったら某園に行く予定です。
いずれもエピペンを持っている患者さんが通っており、誤食時にどう対応するかを学校や園の職員の方々に知って頂きたいと思っています。
一区切りと言ったのは、別に今日で予定されていた講演がすべて完了したという意味ではありません。来週、再来週、その次とまだ講演ラッシュは途切れません。
私の目標は、新潟県の30市町村すべての園や学校がエピペンや内服薬を預かり、誤食時に即座に対応できるようにすることです。これは私が思いつきでやっていることではなく、国が食物アレルギーのガイドラインを通して掲げている目標を、新潟県内に普及させたいと思っています。
各行政も食物アレルギーだけやっていればいい訳ではないので、国がガイドラインを示し、誤食時の対応を充実するように方向性を示しても、「ハイ、分かりました」と自ら体制を整えていくことはあまり期待できません。何故なら、食物アレルギーの知識を持った人が少ないからです。
各市町村も、最初はどうやったらよいのかよく分からないというのが実情でしょう。となると、つい後回しとなりがちです。私としては後回しにして欲しくないため、言い方は悪いですが、尻を叩く役だと思っています。
そういう意味では、市町村の食物アレルギーの体制づくりに多少なりとも関わったケースは、全県の3分の1くらいはありそうです。しかし、それだけでは満足できず、全ての市町村で体制を整えてもらわなければ意味がないのです。
今回の小千谷市も最初は、ある患者さんが「食物負荷試験」のために当院に紹介されてきたのですが、牛乳でアナフィラキシーの既往があり、エピペンも処方されていました。確かに重症だし、当然エピペンは園でも預かってくれているものと思っていました。ところが、エピペンは誤食の際に「お母さんが駆けつけて、打って下さい」と言われていたのです。
お母さんも、そういうものと思っていました。残念ながらよくあるパターンです。私はガイドラインを示し、今は園が緊急時にエピペンを預かり、注射することもあることを伝えました。結局、持っている権利と言うか、受けられるサービスを受けられていないのです。
そうなると園長と相談となるのですが、結局は市との話し合いとなります。検討がなされた上で、エピペンの預かりが決まりました。私としてもホッとしましたが、一番安堵したのがお母さんでしょう。
今日は、患者さんの通う園にエピペンの取り扱いを説明に行くのです。来週も再来週も講演は上越市や妙高市であり、既にエピペンを預かることを決めている地域に行くよりは、しっかりと指導し、「私達がいざという時に対応しなければならない」と思って頂きたいので、より肩に力が入ってしまうという気持ちもご理解頂けるのではと思っています。
ちなみに、高校にも出向きますが、フルーツを食べ、20分程歩いただけでアナフィラキシーショックを起こしてしまった患者さんのためです。学校の先生方に緊急時の対応を知って頂きたいがため、何に注意し、どういう時にどうすべきかを話してこようと思っています。
それが終わったら、だいぶ楽になると思っており、すこやか健康フェアの準備やその他のたまった仕事に移ることができそうです。


