小児科 すこやかアレルギークリニック

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アーモンドうしよう
2013年07月27日 更新

食物アレルギーの専門病院では、夏休みは園や学校を休まずに負荷試験をできるため、予約が多いようです。

当院の場合、それ程でもなく、最近は感染症も少ないため、今のうちの負荷試験をやれる人はやっておきたいと考えています。

食物アレルギーは、当事者でなければ分からないところがあり、専門でない医師は「家で少しずつ食べさせてみて」と言いますが、心配で心配で、食べさせたくとも食べさせられないという方も少なくありません。となると、医院で負荷試験という形で食べさせてみるしかないのです。

ただ、親御さんも都合があるでしょうし、受診したくても受診できないのかもしれません。診療していて、負荷試験の相談を受けた際に「夏休み中にやっておいた方がいいんじゃない?」という程度です。

先日は、アーモンドの負荷試験をしました。

アーモンドはナッツ類に分類されます。ピーナッツはもちろん、クルミやカシューナッツといったものはアナフィラキシーを起こすことがあります。あくまで個人的な見解ですが、アーモンドで即時型反応を起こした患者さんはほとんど診ません。

ただ、ネットで検索してみると、アーモンドでアナフィラキシーショックを起こしたケースもあるようです。また食物依存性運動誘発アナフィラキシーの報告もあるようです。

そのお子さんは、アーモンドは血液検査ではクラス3でした。私の経験の中では高めの値です。ピーナッツもクラス3の患者さんに負荷試験をやったことがありますが、相当慎重に実施しました。

今日のタイトルは、アーモンドチョコレートというお菓子のCMに出てくるフレーズですが、本当に「どうしよう」と思いましたが、「シロクロ付けなくては」と思い、負荷試験を行ないました。

ピーナッツやクルミでアレルギー症状を起こしたことがあり、アーモンドにも心配する患者さんはいましたが、アレルギー検査がクラス0のことが多く、「家で食べてみて」と言うことが多かったのです。

何個食べさせるかは、医師によって判断が異なるかもしれません。5~6個が適当であろうと考えました。ちなみに、当院ではピーナッツは10粒持ってきて頂いています。他の施設では5粒だったり、10粒だったりするようです。

1欠片から食べさせてみて、少しずつ増やしていき、最終的には6個完食しました。負荷試験は、やる時はいつもアレルギー症状が出ることを念頭において実施します。無事に終わった時には「やれやれ」と思います。

アーモンドの負荷試験は、これまでやる機会がほとんどありませんでしたが、無事にクリアすると同時に、自分の経験として積ませて頂きました。