今、これを書いているのはロンドンの現地時間で16日の午前4時半過ぎです。日本時間では16日の昼過ぎに当たります(時差は8時間)。
「さぞかしイギリスの旅を楽しんでいるんだろうな」とお思いでしょう。確かに日々に診療から一時的に解放?されています。
ネットでヤフーニュースなどを見ています。日本は猛暑が続いており、甲子園でも熱戦が繰り広げられていることと思います。こちらのテレビをつけても、日本語は流れてこず、ネット上でしか日本の情報は得られない環境にいます(ボーズというスピーカーのメーカーのCMに、ある駅のホームが一瞬映り、駅名が「五反田」となっていますが…)。
ちなみに、ロンドンの最高気温は23度程度で、夕方には肌寒いくらいです。ジャケットを着て、出歩いています。同じツアーに参加されている名古屋の方が、「この涼しさを日本にもって帰りたい」というようなことをおっしゃっていました(笑)。
こちらに1週間ほどいることになるので、出発時に成田空港でお菓子を買いました。「じゃがりこ」を買ったのですが、当然ロンドンでは「キットカット」は売っていても、「じゃがりこ」は売っていません。買った時は何気なく選んだのですが、逆に仕事をしていないからこそなのかもしれませんが、「○○くんは、これを使って負荷試験をやったら、アナフィラキシーを起こしたんだよな」なんて思い出してしまいます。
そう、「じゃがりこ」は当院では乳の負荷試験に使うことがあります。多種に食物アレルギーがある場合、特に卵、乳、小麦に重症なアレルギーがある場合に使っています。
「じゃがりこ」は卵、小麦を使っておらず、脱脂粉乳を含み、さらにじゃがりこ1本に乳タンパクを何ミリグラム含有しているか分かっているので、重症な牛乳アレルギーで「どらくらい食べられるのか?」、当たりを付けるのに便利だと思っています。
ただ、牛乳そのもの○○mgと、じゃがりこに含まれる○○mgが同量のであっても、吸収のされ方が違うせいか、同じに評価できないという話もあり、その点は注意しないといけませんが、先程述べた通り、おおよその目安を付けるには有効な手段だと思っています。
いずれにしても「じゃがりこ」で負荷試験をして、結構少ない量で反応してしまうと、乳は厳しいと言えるのだろうと思っています。これまで何人かに負荷試験をしましたが、それでもアナフィラキシーを起こした患者さんがおり、ロンドンの地で「じゃがりこ」を食べても、思い出してしまうのです。
昨日もバイキング形式のランチで、食材をスプーンで皿に盛りつけていたら、小さなエビが入っているのに気づきました。よく見てみると、確かに小さく英語で表示があり「シーフード」の文字があります。
食品の原材料表示は、日本が外国をリードしていると聞いています。英語で表記され、日本でもバイキング形式では表示義務はないと思います。やはり「○○くんは食べたらあぶないな」なんて方向に考えが向かってしまいます。
もはや「職業病」なのかもしれません。


