小児科 すこやかアレルギークリニック

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自分を褒めたい!?
2013年11月26日 更新

昨日書いたように、忙しい日々の中に連休があると、オアシスのようでとても有り難く思っています。

ただし、連休があるということは、その「反動」があります。今はぜんそくの患者さんの調子が悪く、休んだ分、診るべき患者さんが増えることになります。

連休明けの外来は、とても混雑していました。当院の場合、「食物負荷試験」は火曜、木曜、金曜に主に行なっています。理由は水曜と土曜の午後が休診であることで、午後に何らかのアレルギー反応が出てても対応できないことと、月曜は休み明けなので、混雑することが多く、スタッフが配慮しているようです。

ただ、当院の場合、インフルエンザの流行期には、負荷試験は院内感染防止のために負荷試験は休止しています。まもなくインフルエンザも流行してくるでしょうから、月曜であろうと今のうちに負荷試験はやっておきたいと考えています。

この月曜も負荷試験の予約は入っていました。一人は何と県外の方でした。

実は、赤ちゃんの湿疹で困っており、地元の病院に通っても良くならず、実家のある当地に戻ってこられた際、当院を受診されていました。

当院でアトピー性皮膚炎と食物アレルギーがあることを診断しており、負荷試験も必要と判断し、ご自宅のある某県の専門医に紹介状を書いていました。とても有名な小児アレルギーの第一人者の先生なので、私も安心して負荷試験をやって頂こうと思っていました。

たまたま、上越に戻ってこられた時に、風邪症状で当院にかかった際に、負荷試験の進行状況を聞いてみました。そうしたら、ほとんど進んでいなかったのです。理由は、その先生が日本の第一人者ゆえに出張が多く、それでなかなか進まなかったようなのです。

以前も書きましたが、小麦にアレルギーがあると、麺類やパン、クッキーなどのお菓子でさえも食べられません。どの患者さんでも、小麦をなるべく優先して負荷試験をしているつもりです。この患者さんもそうだったため、「しばらくこっちにいるなら、小麦の負荷試験をやりますか?」と提案しました。

月末までこちらにいると言うことでしたが、親御さんも私の提案を受け入れ、小麦の負荷試験をやることにし、それが月曜だったのです。

小麦の負荷試験なので、うどん100gが目標になります。内心、完食できるのではと思っていましたが、途中で身体にじんましんが出てきてしまいました。負荷試験は中止とし、抗ヒスタミン薬を飲ませます。

激混みの外来診療の中、一般診療として、溶連菌やアデノウィルス、RSウィルスなどの診断を確定させ、ぜんそく発作にも対応し、更にインフルエンザの予防接種もし、負荷試験もこなすのは正直大変です。

この日は午前中だけで100人ほどの受診があり、食物負荷試験も複数件こなした訳ですが、さすがにハードワークかなと思ってしまいます(汗)。患者さんには、「小麦はこれくらい食べられるでしょう」と提示でき、早見表で小麦を含む食品がどれくらい食べられるかも説明しています。

お陰で、食事の時間もほとんど取れませんでした。でも「小児科医」として感染症やアレルギー、特に食物アレルギーに真面目に取り組んでいる結果として、逃げることなく負荷試験も実施しているつもりです。それなりのクオリティーの診療をやっているつもりで、この日ばかりはちょっと自分を褒めたくなってしまいました(笑)。

ただ、これに満足することなく、目の前の患者さんに全力を尽くしていこうと思っています。