当院は、アレルギーを中心に真面目に診療しているつもりです。その結果、大勢の患者さんに利用して頂けるのはとても有り難いと思っています。
昨日も触れたように、慢性疾患と急性疾患は診療の姿勢が異なります。慢性疾患は、信頼関係の上で、病気を悪化させないようにコントロールすることが大切とされます。
小児科医なら、誰でもそういうことができるかと言えば、そうとも限りません。そもそも普段から言っているように、病気の診断をできない医師も意外といます。診断できても、病気をコントロールしきれていないケースもかなり見受けられます。
確かに重症だと難しいケースもありますが、ガイドラインに沿って対応すれば多くの患者さんは対処できると思っています。残念ながら、ガイドラインを守っていない医師はかなり多いというのが私の印象です。
アレルギー疾患はどの小児科でも診ている、ありふれた病気になっています。そういう意味では、とても残念ですが、「アレルギー」はいい加減にされているように感じています。
先ほど述べたように、ぜんそくやアトピー性皮膚炎を診断できない医師もおり、ガイドラインを守りさえすれば、そんなことはないはずなのです。要は“誤診”されたまま、専門医に紹介されることもなくダラダラと非専門医のところで診られているケースが多いように感じます。
本来小児科医は、子どもの健康を守るのが仕事です。自分のところで対応できなければ、専門医に紹介するのが筋ですが、「紹介するまでもない」と考えているのか、症状が改善することなく、同じ薬が延々と出し続けれてることはよく目にします。
これって「プロの仕事と言えるのだろうとか?」といつも疑問に思っています。
話は変わりますが、当院の場合、診療は1人でやらざるを得ませんが、スタッフのサポートの上で成り立っています。昼休みもろくに取れないこともあり、私はそれでも仕方ないのですが、スタッフのしわ寄せを申し訳なく思っています。
私としては罪滅ぼしのつもりで、12月中旬に医院の忘年会として、新潟市内のホテルで開催された田原俊彦クリスマスディナーショーに参加してきました。2年前には郷ひろみディナーショーにも出掛けています。
どちらも多くの方が知っているアーチストですが、2件のショーを観ることで、トシちゃんの方に好感を持ちました。
激しいダンスは50歳を超えた年齢にはかなりキツいはずです。おなじみの円を描くように足を大きく振り回すポーズも何度もやりましたし、かなり疲れるはずです。私にやれと言われても、困ります(大汗)。
当日は2部構成となっており、私たちは夕方の第一部に参加しました。ショーの中で、トークの部分がありましたが、「2部はヘトヘトで、身体が動かない」なんてことを言っていました。こちらも観ていて、相当頑張っているのが伝わってきました。
10曲あまり歌って踊って、エンディングとなりました。お決まりのアンコールの合唱となり、再登場し、かなり激しいダンスと踊ってくれました。最後は足を引きずるポーズをしながら退場し、退場間際に手足がけいれんする振りをしてみせ、「疲労困憊なんだな、更なるアンコールは許してあげよう」という気持ちになりました。
まだ若ければ許されないのですが、もう50代で、愛嬌を見せながらの最後の退場は、現状でベストを尽くしたものと思えました。全盛期の歌や踊りは観たことがないのですが、現在のトシちゃんのベストを観たという気持ちです。
私はトシちゃんよりは若いですが、この歳になってくると代謝が落ちて肉がつきやすくなったり、運動神経も衰えてくるので、よほどハングリー精神を持ち、日頃の体調管理を怠らないのだろうと思います。現状でのベストを観てもらおうとする「プロ根性」がそうさせているのだろうと思いました。
医療となると、患者さんの命や健康がかかっている訳ですから、私も含め医師はもっと「プロ根性」を持つべきでしょう。誤診したり、本来専門医に紹介すべきケースを手放さないなんて、なおさら許されるものではないと思っています。


