小児科 すこやかアレルギークリニック

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2014年02月18日 更新

スキージャンプ団体、銅メダル獲得おめでとうございます。

連日、明け方に注目種目の決勝があるのですが、私の生活パターンに合っているので、つい見てしまいます(汗)。

ジャンプの団体は4人の選手が2回ずつ飛び、合計8回のジャンプの合計点を競うのですが、どの選手も失敗がなく、淡々と試合が進行し、ずっと3位のままで、そのまま終わったという感じでした。

4人の中に、清水選手という若い選手がいましたが、当院のある上越市のお隣の妙高市が出身地です。名前は日本人離れしていますが、日本にスキーを広めたオーストリアのレルヒ少佐にちなんだものです。

先日、診察室でオリンピックネタを患者さんと話していたら、「清水選手は実は親戚」という方がいました。個人戦では健闘したもののメダルはなかったので、今回メダリストとなり、親戚として誇らしい限りでしょう。私も随分前に妙高市の病院に勤務していたことがあり、レルヒという名前のお子さんが診たことがあることを思い出しました。変わった名前なので覚えていました。スキーが盛んな地域で、たまたま同じ名前なのかもしれませんが、もしかしたら過去にメダリストの診療をしていたのかもしれません。

私はどうあがいてもオリンピックは参加できませんが、子どもには大きな未来があるため、この辺も小児科冥利に尽きるのかもしれません。

診療が終わり、本屋に寄った時に、アレルギーのウソ、ホントとでかでかと表紙に書いてある情報誌に目が止まりました。週刊ダイヤモンドという名前の雑誌で、結構面白かったので、買ってきました。これはネタに使えそうです。
http://dw.diamond.ne.jp/category/special/2014-02-15

まずは「こんな医者は要注意」という項目に書いてあることに触れてみたいと思います。

1.話をじっくり聞かず、十分説明しない
2.湿疹や咳が良くならないのは仕方ないという
3.湿疹がひどくてもステロイド軟膏を処方しない
4.ぜんそくで吸入ステロイドを出さず、内服でステロイドを処方する
5.アレルギー検査で陽性な食べ物を完全除去する
6.離乳食開始を遅らせる、いろいろな食品を控えさせる

何やら複数の専門医の発言をもとに、作成したもののようです。言いたいことは分かりますし、医師が知識がないとこういうことをしやすいように感じています。

まず1ですが、私の見る限り、十分説明している小児科や皮膚科はほとんどないようです。多くの患者さんが当院に来られ、時間を掛けて話すと申し訳なさそうにされます。いやいや、「それまでの医療がハズレだっただけで、これが普通のアレルギーの診療ですよ」と言うこともあります。

2は、症状が改善していないのに同じ薬を出すのはおかしいと繰り返し言っていますが、まさにそういうことでしょう。「絶対にオレが何とかしてやる」という気概を持った医師にほとんど遭遇したことがありません。そのくせ、専門医に紹介しようともしないのは、モラル違反だと思っています。

3は、ステロイドを処方しない医師は県内では少数で、ステロイドという言葉を使うと抵抗感を持つ親御さんがいるためか、ステロイドとは伝えずにこっそり処方する医師が多いようです。こちらの方が大多数です。この辺では「できるだけ薄く塗る」、「良くなれば中止」、「3日以上は使ってはダメ」などと言っています。こんなことはガイドラインには書かれていないことです。

4も、この辺ではあまりいないパターンです。ただ、ステロイドの内服は使わないものの、昨日も触れたようにステロイドの点滴を繰り返す医師はかなり多いようです。驚いたことに、地元ではステロイドの点滴を1週間も繰り返す小児科もあり、これもガイドラインには一切書いていないことで、医院の利益を優先するような治療をやっている医師も存在することを理解しておく必要があるでしょう。

5は、ほとんどの医師がそうやっています。本来なら「食物負荷試験」をやるべきなのに、検査の存在すら患者さんに伝えておらず、都合の悪いことは隠す傾向にあるようです。これが県内に負荷試験が広まらない主な原因だと思っています。

6は、アレルギーがあるからと言って離乳食の開始は遅らせないというのが基本になっています。そう指導する医師もいるのかもしれませんが、親御さんの方が慎重で、つい遅らせてしまったという話も聞きます。

こういう話はタブー視されているようなところもありますが、こんな感じで場合によってはズケズケと書いてありますので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか?。