小児科 すこやかアレルギークリニック

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紹介状
2014年04月22日 更新

昨日も書きましたが、当院には紹介状を持ってこない患者さんが多いのです。

この春、転勤シーズンということもあり、何通も紹介状を書きました。アレルギーは慢性の病気なので、日頃からどう考え、どう治療してきたかというのが大事ですし、「今後はどう治療して欲しい」という思いを込めて紹介状を書いています。

ただ、困るのは引っ越し先に専門医がいないと、折角手塩にかけて治療してきた患者さんの病状が悪化してもらったら困ります。いつも言っているように、いくら「アレルギー科」の看板を掲げていても、あくまで私の目線ですが、多くの「アレルギー科」がレベルに達していないようです。

私もまだまだ発展途上で、何でもできるなんて思っていません。ただ、ぜんそくやアトピー性皮膚炎を診断できない「アレルギー科」をかかげる小児科医も少なくないし、卵やミルクの数値が少しでも出ていれば卵やミルクアレルギーと診断している「アレルギー科」の医師もおり、アレルギーの「いろは」の「い」も分かっていない医師も結構いるのが現状だと思っています。

アレルギーを診断できないから、紹介状も書けないということもあるでしょうが、責任感の有無もあると思います。私ならアレルギーの患者さんは地元を離れるまで、自分で責任を持って診ていく覚悟は持っているつもりです。アレルギーの専門医であれば、それくらいの覚悟は持っているのが普通であり、そうでなければ残念ながらそういう覚悟は持ち合わせていないのだろうと思います。

いずれにしても、キチンとした紹介状を持ってくる患者さんはほとんどいないのがこれまででした。

過去形で書いたことにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。先日、その歴史が変わりました。

紹介状の差し出しは「藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院」と書かれていました。食物アレルギーを知っている方なら宇理須先生のいる病院だとすぐにお気づきかと思います。食物アレルギーの第一人者の先生のいらっしゃる病院なのです。

ちなみに、当院は毎年食物アレルギーの啓発イベントである「すこやか健康フェア」を県内各地で行なっていますが、今年はその宇理須先生をお招きする予定になっています。

さすがは専門病院で、アレルギー検査の数値の高いもののほとんどが負荷試験が済んでおり、多くを食べられることが確認されています。魚は何種類かで軽い症状が出るようです。大学の研究にも参加されていたことがあり、いろいろな項目が検査されており、「すげーな」と思ってしまいました。あまりこういうデータは見たことがありませんでした。

一部負荷試験が済んでいないものがあり、当院で引き続き負荷試験をやらせて頂く予定です。一流の大学病院で負荷試験をやってこられた患者さんを受け入れるのは、初めてのことかもしれません。比較されてしまうと恥ずかしいのですが、上越市に転居されてきた患者さんです。周囲で負荷試験をやっているのは当院くらいしかなく、当院で診ていくべき患者さんだと思っています。

十分量摂れるかどうかハッキリしていない牛乳や、数値は低いけれど未摂取のソバなどの負荷試験を進めていきましょうとお話ししています。

若干面食らったのが、この患者さんはこの春保育園に上がるのですが、いきなり食物アレルギーの診断書を書くよう言われたこと。食べている食品を聞いた上で、書くには書きました。

「やっぱり戻りたい」なんて言われないように頑張りたいと思っています。