小児科 すこやかアレルギークリニック

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750件以上
2014年05月19日 更新

1週間前に日本アレルギー学会があり、参加してきました。

土曜日は休診としましたが、学ぶことが多く、その価値は十分あったと思っています。この1週間で、何度も診察室で学会で学んできたネタを披露したことか。

今回は発表もあったので、だいぶエネルギーを使いました。直前にならないとエンジンがかからないという悪いクセがあるため、実質の準備時間は数時間だったのかもしれませんが、精神的には少しは負担にはなっていたと思っています。

日々、外来が混雑していたこともあり、「発表にエントリーしなければよかった」なんて思ったりもしましたが、今となっては私の地道な活動を、食物アレルギーに興味のある会場にいた先生方に知らせることができたと思うし、「やってよかった」と思っています。

ホッとするのも束の間、やるべきことというか、締め切りが2つ迫っています。

一つは期限が21日ですから、もう2日しか残されていません。これは何かというと、11月に三重県で開催される日本小児アレルギー学会の発表の準備です。

外来で行なえる食物負荷試験の話をさせて頂く計画もあるようですが、まだ私のもとに話は届いていません。この学会は、私もこだわっており、平成14年から12年連続で発表を行なっています。私の中で、珍しいケースや研究成果を1年に1回は必ず発表したいという思いがあり、今年で終わらせる訳にはいきません。発表ネタもありますので、あと2日間で抄録をまとめたいと思っています。

もう一つは、8月に行なわれる全国学会に、開業医でもできる食物負荷試験の話をするよう依頼されています。そのエッセンスを簡単にまとめて、今月一杯に提出が求められています。

当院の力を入れている加工品を用いた負荷試験のコンセプトは、“負けるケンカはしない”というものです。つまり、食べられそうなものを食べてもらい、「食べられる範囲まで食べられる」という食物アレルギーの食生活の基本を実践することです。

更にと言うか、極力アナフィラキシーのリスクを避け、抗原性の弱いものから確実に食べさせていくという方法を取っているつもりです。

多くの医師が食物負荷試験をやらない理由は、アナフィラキシーを回避するということだと思います。確かに、下手に負荷試験をやって患者さんをアナフィラキシーに陥らせてしまうと困るし、患者さんとのトラブルに発展してもらっても困ります。

また、医師が一人しかない医院で、アナフィラキシーを起こしてしまえば、その患者さんの対応にかかりっきりになってしまい、診療がストップしてしまいます。これは医院の一大事です。そんな考えが、負荷試験の普及の妨げになっていると思っています。

「食べるな」と言っておけば、変にリスクを被ることなく、説明も一言で済み、診療がストップすることもありません。

ただ、食物アレルギーが社会問題にもなり、負荷試験の存在自体も広まっている中、旧態依然とした対応を取っていては、患者さんからの信頼を裏切ることになり兼ねません。であれば、アナフィラキシーを起こさない、リスクの低い負荷試験をやればいいだけのことです。

多分、多くのドクターが負荷試験に対し“食わず嫌い”の状態となっているため、当院のノウハウを披露し、「オレにもできそうだ」と思って頂けるような話ができたらと思っています。

できれば、これまでコツコツ積み重ねてきた当院での負荷試験の全データをまとめあげ、その時の学会発表に私の思いをぶつけられたらと思っています。ただ、今回は発表の要旨を簡単にまとめる程度なので、途方もないデータ入力は、まだやる必要がありません。

実は、2年前の小児アレルギー学会で開業医でもできる負荷試験の話をさせて頂いたのですが、その時に開院以来やってきたすべての負荷試験のデータをパソコンに入力したのですが、それからサボっていたため、2012年9月以降のデータ入力をする必要があります。

先日数えてみたら、1年半ほどで750件以上やっているようです。研究のために負荷試験をやっている訳ではありませんが、これだけ多くの方々に頼りにされていることに感謝したいと思っています。

ふと考えてみると、これ以上の件数をやっている専門病院はいくつもあるでしょうが、医師一人当たりでみると、かなり多いのかなと思っています。しかも、一般診療も並行してやている開業医となると、相当限られるのかなと思っています。いや、別に日本でトップの件数を目指している訳ではなく、やはり内容が重要で、いかに解除できたかがポイントです。

これに満足することなく、もっと努力していかねばと思っていますが、これだけの件数をパソコンに入力するには何時間もかかるであろうと思われ、頭がクラクラしてきました(涙)。