今のプライベートの趣味のメインは「池」。
鯉も金魚もメダカもアレもコレも一緒に買いたいと欲張っても、鯉や金魚は雑食でメダカを食べてしまうこともあるそうで、減ったメダカは食べられてしまったのかもしれません。ただ、水温の管理や、逆に水換えを頻繁にやり過ぎても死んでしまう原因になってしまうとのこと。やはり繊細な神経が求められるようです。
ヒレをヒラヒラさせて泳ぐ金魚は、観ていて癒しになりますが、ヒレが傷んでいる金魚もいます。鯉にやられたのかもしれません。ということで、池の中に仕切りを作り、メダカと金魚、鯉を住み分けさせる方法を取ってみました。いろいろ試行錯誤が必要のようです(汗)。
テレビで「逃走中」という番組を時々やっています。要は、芸能人が大規模な鬼ごっこをするというものでしょう。追いかける鬼役がハンターといい、サングラスをかけて、全速力で追いかけます。うちの息子もハマっていて、子ども用のハンターサングラスを買わされました(笑)。
でっ、私のハマっていることは、「池」もそうですが、データ入力です。この週末も、ほとんど出掛けることなく、家にこもり切りでした。
そりゃ、子どもと夏にしかできないことをして、短い夏を謳歌したいですよ。以前は海水浴は水曜の夕方に行くこともできました。水曜午後は休診なので、敢えて気温が上がり、混雑する日中を避け、夕方に近くの海に行けば、海をほぼ独占できます。ただ、最近は水曜午後は講演活動が入っていて、不可能です。
となると、私には週末しかないのです。野尻湖でボート遊びをしたり、釣り堀に行ったり、遊園地に行ったりしたいのですが、親不孝ではなく、“子不幸”なのかもしれませんが、データ入力が優先です(涙)。
来月末に小児科医を対象にした全国学会の講演が控えており、そのためにこれまで当院でやってきた負荷試験のデータをパソコンに入力してデータベース化する必要があるのです。
既に入力した以前のデータだけを使って発表すること(=手抜き)もできなくはありませんが、そういうことが苦手なので、なかなかできません。一昨年の秋に日本小児科学会で外来負荷試験について話させて頂いた時ですから、2012年の9月まではデータ入力していたのですが、約2年の間サボっていたため、慌てて入力せざるを得ない状況に陥っています。
当院ではここ数年で負荷試験の件数が伸びており、尚更大変です。ざっとみて800件をこなさなければなりません。先週まではイマイチ気合いが入らなかったのですが、さすがにいつまでもそういう訳にはいかず、この週末は頑張りました。
さほど多くはないのですが、開院以来2000件を越えました。超有名な専門病院では1年に1000件以上やっているそうで、「約7年でこれだけか…」と思ってしまいます。
ただ、スタッフの協力は不可欠ですが、医師は私一人しかいません。以前も書いたかもしれませんが、医師が何人もいて年間1000件やるのとは、やり方が大きく異なります。感染症などの診療もして、予防接種もして、1日に100名以上の診療をこなした上でのこの数は、それなりに意味のあることだと思っています。
データ入力をしていて、思い出深いケースに当たると、「あの子、今は食べられるようになったんだよな」とか、「じんましんが広がって、ちょっと焦った」とか、いろいろ思い出されます。
データをまとめていないので何とも言えませんが、当院では発赤といった皮膚症状が出ても、自然に消えてしまう程度のものは「陰性」と捉えています。厳しくみれば「陽性」なのかもしれませんが、最近は食べて慣れさせるという方向に変わってきており、それなりの強い症状が出ても、減らして食べさせていく方針をとる専門病院もあるくらいです。
ここ2年のデータ入力をしている訳ですが、症状のほとんど出ない「陰性」の患者さんがほとんどです。「陽性」だと薬を使うこともありますが、アドレナリンというエピペンと同成分の注射を要することは、ほぼありません。
加工品を使い、微量でも症状が出ないことを確認してから、卵であれば卵焼き、乳であれば牛乳に進むので、負荷試験で突然アナフィラキシーを起こすということはほぼないのです。当院は開業医なので、「負けるケンカはしない」というのがモットーですが、一応その方針通りになっているのかなと思っています。
来月末の講演では、負荷試験に興味のある小児科の先生にこの辺りの安全性を知って頂きたいのです。多くの医師が「負荷試験は危険」と捉えており、特に最近はリスクを避ける医師が増えています。アレルギー検査が高いものを「食べるな」と言っておけば、何も起きず、ある意味かかりつけ医の責任は果たしたことになるでしょう。
また、ちょっとずるい医師は「家で食べさせなさい」という、私からすれば責任逃れ的な指導をする医師もいます。私もそう言うこともありますが、リスクの極めて少ない場合に限ります。少しでも不安があれば「負荷試験をやりましょう」と言っています。大した根拠もなく「家で食べさせなさい」では、患者さんの安全が確保されないことになると思っています。
今の考え方は「必要最小限の除去」なので、アレルギー検査の数値だけで判断すると、必要最小限の除去になり得ないのです。負荷試験は不可欠となります。となると、一般診療が忙しかろうが、負荷試験のニーズに応えていくのが、専門医としての務めだと思っています。
まだ途中なのですが、最多かもしれませんが、一人で22回負荷試験をやっているお子さんもいます。多抗原陽性で、親御さんも心配となると、それくらいになってしまうのでしょう。
ということで、現在「奮闘中」の私です。だいぶはかどったため、ちょっとホッとしています。


