小児科 すこやかアレルギークリニック

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0%に挑む
2014年08月11日 更新

間もなく機内に乗り込みますので、半日以上アップできないので、明日の分を書いておきます。

土曜に仕事が終わり、それから旅行の準備が本格化し(汗)、妻にコイと金魚、カブトムシのエサのやり方を教え、実家に寄って両親を迎えにいってから、前泊のホテルに向かいました。

これまでは成田空港発だったのですが、今回は羽田空港発となっています。ですので、渋滞が予想される都内を通らないといけません。

車で300キロ以上の道のりなので、途中眠くなってしまいました(大汗)。「ドリンク剤でパワーアップしなければ」と思い、買いにいくとカフェインが多めに入った小さめのボトルのドリンク剤がありました。あの秋元康氏推薦みたないことが書いてあります。

騙されたつもりで飲んだら、元気になっちゃいました!。少し休憩したせいもあるかもしれませんが、元気のまま残りの距離を走りきってしまいました。「今度からこれを飲もう」と思いました(笑)。

時々、ゆうこりんママのホームページを見ていますが、食物アレルギーに関する情報が満載です。今回は、“嫌なもの”を見つけてしまいました。

ゆうこりんの主治医である昭和大の今井先生が牛乳アレルギーのデータを出されていて、アレルギー検査のクラスが高ければ、それに比例して牛乳でアレルギー症状が誘発される確率が高くなり、クラス6で100%症状が出ているというものでした。

経口免疫療法でも卵や小麦の成績は良いものの、牛乳は明らかに劣ります。正直、当院でも牛乳の数値が高いと微量でも症状が誘発されてしまい、なかなかうまくいきません。

少し前にクラス6の患者さんに負荷試験をしようと言っていました。数日前に検査に受診されましたが、その前日にゆうこりんママのホームページを見てしまっていたのです。

正直少しひるみましたが、検査はやることにしました。先日、別の患者さんがある専門医のところで「データを取りたいから負荷試験させてくれ」と言われたという話をしていました。私は食べさせたいと願うから負荷試験を日々行い、その結果をまとめて学会発表に使わせていただいており、“データを取りたいから”と思ったことはありません。

今回の話を聞いて、「負けるケンカはしない」のでは?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、私には「行けるかも」という自信も少なからずありました。

なぜなら、牛乳の加工品はかなり摂れていたからです。これってとても大きなことなのです。

まだ2歳なので100mlを目標としました。微量から進めていきます。

当院では、多少のじんましんは様子を見て消えるようなら、負荷試験を続行しています。前半、ちょっと膨疹も出たのですが、警戒しながら様子を見ると消えてくれます。

後半は順調に進めることができ、気づいてみたら100ml完食しています!!!。わずかな症状でも出れば「陽性」と判断するのなら、今回もアウトかもしれません。しかし、100ml飲んでピンピンしているのなら、アウトと判断するのは可哀想です。

0%に挑み、例えてみれば接戦をものにし、勝利を収めた気分です(笑)。

多分、専門医でも二の足を踏むようなケースだったかもしれませんが、正直アナフィラキシーなどの何らかの症状は覚悟していましたが、無事に終えることができ、肩の荷がおりました。

学会の準備のためにこれまでの負荷試験をまとめていることはお伝えしていますが、当院では卵の場合、クラス6でも6人に卵焼きを食べさせています。もちろん、危険な賭けはせず、加工品から食べさせて、卵焼きが行けるであろう状況を確認した上で、挑戦しています。

自分の中で牛乳は厳しいという印象がありましたが、例外かもしれませんが、こういうこともあることを患者さんから学ばせていただきました。

今回の患者さんからは今後につながる大きな自信をいただいたと思っています。