小児科 すこやかアレルギークリニック

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ガッカリ
2014年08月25日 更新

ここ新潟では、一気に夏が終わりつつあります。

今週末に迫った全国学会の講演のためにデータ入力に余念がなかったりして、せっかくの週末を子ども達と遊べない日々が続いていました。海外旅行もありました。

例年以上に、子ども達に夏らしいことをさせてあげられなくて、申し訳なく思っていました。本当は学会の準備もしないといけないのですが、子ども達に申し訳なくて、残り少ない夏を楽しんでもらおうと、昨日は遊びに連れていってしまいました。

行き先は、最初は近間のプールと思ったのですが、新潟市の「メイワサンピア」という屋外プールのホームページを見せたら、「是非とも行きたい」という話になり、行ってきました。

残念ながら小雨混じりの天候で、少し肌寒いくらいでしたが、子ども達は楽しんでくれたようです。ビビリで、ウォータースライダーに一人で乗れなかった息子が、率先して一人で滑ったりと、成長を感じることができました。

私の学会準備は、夜にやればいいからと決め込みましたが、体力の付いてきた子ども達の相手をすると結構疲れます(涙)。ただ、これは仕方ない…。

先日まで両親とデンマークに行ってきましたが、7月末は現地は歴史的猛暑だったらしく、北欧なのに30度くらいまで気温が上がっていたようです。我々が訪れた時には、徐々に下がり、平年に戻ってきていて。最高気温が20度前半でした。

羽田に帰国したら、その日は雨で最高気温が30度に達していませんでしたが、やはり日本は蒸し暑いなと感じていました。しかし、我々が不在の間、台風の影響で大雨だったり、決して暑くなく、帰国して診療を再開すると、複数の方が口をそろえて「今年の夏は、咳が長引いていた」とおっしゃいます。

夏が夏らしくなかったため、ぜんそくが一年を通して最も安定するはずの夏に、症状が安定しなかった患者さんが見受けられます。更に、夜はめっきりし涼しくなり、これからぜんそく発作を起こすお子さんが急増しそうです。

ぜんそくの患者さんが発作を起こすと、吸入したり、当院はほとんどやることはないですが、点滴をやったりします。これは秋や春には小児科では日常よくある光景だと思います。

発作を起こしてしまえば、専門医もアレルギーが専門でない医師もやることは、そんな変わりません。気管が狭くなり、酸素の取り込みが減ったりするので、気管支を広げ、呼吸を楽にする処置を行なうのです。酸素の取り込みがとても低下すれば、入院加療も必要になることがあります。

当院に定期通院されているぜんそく患者さんに対し、私は発作を起こさせてはいけないと捉えています。発作を起こさないように治療しているからです。

それでも熱が出て、それをきっかけにゼーゼー言うお子さんもいます。風邪を引くと、それが誘因でぜんそく発作を起こしています。風邪を引かなければ、発作を起こさなかった可能性は高いと思っています。

小児科医として、風邪を引かなくさせることはなかなか難しいことです。ですから、発作につながってしまうことは避けようがないのかもしれませんが、私はとてもガッカリします。日々、症状を起こさせないようにするのが、私の仕事だからです。患者さんがゼーゼーすると、とても悔しくなります。

ただ、いつまでも悔しがっていてもしようがないので、なぜ発作を起こしたのかを考えます。先程も述べたように、きっかけは風邪のことも多いのですが、ここ最近の秋めいたことも関連がありそうなケースも目立ってきました。

秋が訪れることも、私はどうすることもできませんが、秋が訪れたり、風邪を引くことは想定内なので、それでも発作を起こさないようにできたのではないかと悩むのです。私はそういう気持ちでぜんそく治療に取り組んでいるつもりです。

私の発表は31日なので、この一週間はスライド作りを頑張ることになります。自分としては、サボっていた個々の負荷試験のデータ入力を終え、「すごい講演をするつもり」になっていました。

学会まであと一週間を切りましたが、スライドは私のイメージ通りにはなかなかいきません。ベタな感じと言いますか、食物アレルギーの患者さんに「何でもいいから食べさせたい」と願い、診療していますが、気合いと根性で取り組んでいるというデータしか、参加の先生方に示せないのかもしれません。

自分の能力のなさにガッカリしています。

ただし、ベタでも力技でも構わないので、1歳になったらアレルギー検査の数値はどうであれ、負荷試験に結びつけるようにしており、その辺の“気合い”でも“根性”でもいいですから、会場でお伝えできれば、私の任務は完了したと言っていいのだろうと思っています。

「すごい発表を」と思っていましたが、無理そうなので、目標をやや下方修正して(汗)、この一週間を悔いなく送ろうと思っています。