日曜は5時起きでした。
5時半に出掛け、新潟市に向かう予定でした。行き先は新潟空港です。少し前に新潟空港から新千歳空港への航空券を取り寄せていました。
北海道へ日帰りなんて、何とも贅沢とも思える話ですが、是非とも行きたいところがあったのです。それは内覧会でした。
内覧会なんて、懐かしい。当院も7年前に経験しています。それは、大学の同級生が小児科クリニックを立ち上げるということで、お祝いに駆けつけたかったのです。
当院の場合、内覧会は土日と2日かけて行ないました。普通、内覧会は「こんなクリニックを立ち上げます。宜しくお願いします。」という感じなのですが、当院はもうちょっと主義主張のあるクリニックを作りたかったため、講演会も併せて行いました。しかも3回(汗)。
当院の力を入れているぜんそくとアトピー性皮膚炎、食物アレルギーの話をそれぞれ30分くらいだったと記憶していますが、行なっています。私の場合、上越市の病院に勤務していて、開院という感じではありませんでした。
そうだった場合、抜群の知名度で、患者さんもついているため、開院から外来が混雑することが多いのですが、私はそうではなかったので、内覧会もどれだけ集まってくれるか不安でした。待合室が一杯になるほどの参加者があり、ホッとしたことを昨日のことのように思い出します。あれから7年の月日が経ったことになります。
私の大学の同級生で小児科医になったのは、私を除いて3名います。その一人が今回の友人です。子どもの救急をやっていると人づてに聞いていたのですが、バッタリ再会したのは数年前の小児アレルギー学会でした。共通の友人の結婚式以来のことでした。
彼はアレルギーを専門としていませんでしたが、真面目で、しかも優秀だったので、いい医療をやっていたと思うのですが、アレルギーがポイントになることを知っていたようです。最近聞いたのですが、小児科医として診療していて、一番困るのがアレルギーなんだそうです。
確かに、食物負荷試験を行なわなければ食物アレルギーの診療はできないと言われています。何とかアレルギーのテクニックを磨きたいと思っていたようです。それ以来、しょっちゅうアレルギー関係の学会で彼の顔を見ていました。アレルギーが苦手で、さらに学会にも参加しない医師が多い中で、いかに彼が真面目に医療に取り組んでいるかがよく分かると思います。
2年半程前でしょうが、当院にまで足を運び、食物負荷試験の見学までしています。もう、頭が下がります。
10月上旬に開院しますが、開業準備のこの1、2年は忙しかっただろうと思います。その多忙を極める中、何と相模原病院に食物負荷試験の見学まで行っています。見学に行きたい旨の手紙を書くなんて言っていたので、私から海老澤先生にお願いしました。非常に勉強になったそうです。
普通は開業前に、こういう専門病院で見学をするような医師は極めて少なく、彼の熱意がとてもよく伝わるエビソードだと思っています。開院後も負荷試験は行なうそうで、近隣の患者さんにとっては、朗報でしょう。
私は、アレルギーを志した頃に開業と言うことはあまり考えてもいませんでしたが、日々診療していて、開業医こそアレルギーを学んでおいた方がいいと思っています。実際、普段書いているように“誤診”が多く、他院に通っていて改善せずに当院に救いを求める患者さんの多くはアレルギーなのです。
友人の場合、真面目で優秀で、しかもアレルギーも学んでおり、鬼に金棒と言えると思っています。診療の上でも、経営の上でも私は全く心配していません。ほどなく人気の小児科クリニックになると思っています。
ここ最近、先に述べたようにアレルギー関係の学会でよく顔を合わせており、彼の真面目な人柄に触れ、お祝いに駆けつけたいと思ったので、そう行動しただけのことです。
ちなみに、新千歳空港までは1時間半ほどで、思ったより北海道は近いのです。今回は“男旅”を兼ねており、息子を連れていきました。レンタカーを借りて、秋の北海道を走ってきました。息子のリクエストで、イクラがたっぷりかかったイクラ丼を食べてきました。
新しいクリニックは、広くきれいで、羨ましかったのですが、「ここで友人が新しく船出するんだ」と思うと、私も頑張らないといけないと強く思いました。十分な刺激を頂いてきました。
飛行機代はバカになりませんが、北海道に行ってよかったと思っています。



