小児科 すこやかアレルギークリニック

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遠征
2014年10月06日 更新

土曜日に第7回目のすこやか健康フェアが無事に終わりました。

日曜なんて、イベントを終えた開放感から群馬県に“遠征”してきました。遠征というと、部活のイメージですが、私の場合は金魚を買いにです(笑)。

群馬には、金魚や熱帯魚で有名なショップがあり、ネット販売も力を入れています。私も先日商品を購入させて頂いています。

せっかく行くんだからと、他のショップも調べた上で出掛けました。ちなみに新潟県内はホームセンターに併設されたペットショップは新発田、新潟、三条、長岡、柏崎、そして地元上越と回っています。県外の“遠征”は今回が初めてです。

「金魚なんてどこで買っても同じでしょ」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実はいろんな種類があります。コイのような形の和金、いわゆる「金魚」らしい琉金もあります。一見同じように見えても、尾っぽが短かったり、長かったり、フワッと広がっていたり、コイのようなシンプルな形だったりと様々です。色も赤、黒、白だけでなく、紅白や三色が混ざったものなど、色が違うと雰囲気もだいぶ異なります。

メダカも新潟で見かけないものも売っており、アレもコレもと買ってきてしまいました。台風の影響で雨の中でしたが、遠征は成功でした。

でっ、土曜のすこやか健康フェアも、当院にとっては“遠征”のような感じでした。

会場は、当院から150キロ程離れており、行くだけでも結構大変です。スタッフを乗せて出掛けます。途中、新潟駅まで新幹線で来られる講師の宇理須先生と合流し、昼食を摂ったのちに会場へ向かいます。

私自身は、学会で宇理須先生のお話は何度も聞いていますが、一般の方や園•学校関係者の方はなかなか聞く機会はないでしょう。私の話なら聞く機会もあるかもしれませんが、やはり超一流の先生のお話は分かりやすく、説得力もあり、重みが違います。私も一緒に勉強させて頂きながら、拝聴しました。

話のメインは誤食についてで、確認ミスなどでアナフィラキシーが起きてしまったことを挙げて、解説して頂いています。人間はミスしてしまうものなので、ヒューマンエラーは避けられないともおっしゃっていました。

エピペンを実際に使った事例も紹介されており、学校の先生が打つのを躊躇していたら、9歳の患者本人が自分で注射したこともあったそうです。9歳くらいだと「自分では打てないもの」と私も思っていた部分があり、これは反省です。

興味深い話が続き、時間があっという間に過ぎて行きます。事前に資料の印刷用にスライド原稿を頂いていたのですが、新たに加えられたことがありました。

それは不適切治療についてでした。ある業者が「うちの卵は新鮮だから、卵アレルギー児でも食べられる」と言っていて、“卵アレルギー”の患者さんが「食べられた」と写真入りで感謝の一言を述べているそうです。通常ならそんなことは有り得ないのですが、つい騙されてしまうのでしょう。

先日、某有名新聞に食物アレルギーをIgG抗体をもって診断することが正しいようなことが載せられていたそうです。いわゆる一流紙なので、多くの方が信用してしまうかもしれません。これもA新聞並みの誤報でしょう。

検査項目には酵母や緑茶までがあり、数値が出ていれば除去の対象とされるようです。驚き以外の何ものでもありません。

講演の予定は1時間半でしたが、若干延長したでしょうか。でも、参加の皆さんは大満足だったと思います。最後にいくつか質問をお受けしましたが、各自が自分の立場で悩んでいる部分を持っていて、それを質問されていました。そして宇理須先生には、丁寧に回答して頂いています。

行きも帰りも車を運転しながら、宇理須先生を独り占めできました(笑)。いろいろなお話を伺うことができました。

参加者の方々に感謝すると同時に、私にとっても有益な“遠征”だったと思っています。