小児科 すこやかアレルギークリニック

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今年もあと1日
2014年12月31日 更新

今年もあと1日となってしまいました。

今年もいろいろな患者さんとの出会いに感謝しております。自分の得意分野を活かし、上越市内外の患者さんに微力ながら貢献できることは、小児科医として幸せを感じずにはいられません。

診療に専念していると、口コミでいろいろ困っている患者さんの受診につながるようで、珍しいケースに出会うこともあります。そもそも開業医で負荷試験をこだわってやっている小児科医は全国的にも少なく、当院はなくべく症状を起こさずに、食べ進めるという開業医に適したと思われる方法をとっていますので、この手法を極めていきたいと思っています。

それらは上手くまとめれば、学会発表のネタになるでしょうから、来年も学会発表も続けられそうです。時々触れていますが、我流の医療をやっている医師も少なくなく、そんなことをやっていては学会で恥をかいてしまいます。自分のやり方を外に出すことで、背筋を伸ばした診療ができると思っており、怠け者の私にはそれしかないとも言えます(汗)。

まじめに診療し、学会には発表も参加も例年通りしたいと思っており、依頼があれば講演も積極的に引き受けようと思っています。でも、それだけなら例年やっていることと何ら変わりはなくなってしまいます。

来年は、既に医師向けの講演を2件頼まれていますが、もうちょっと増やしたいかなと思っています。普通にやっているだけなら、そんな依頼は舞い込まないはずですから、もっと同業者の役に立てればと思っています。

今年、個人的なポイントの高かったことは、息子が始めて間もない習字で最優秀賞をとったこと。これは嬉しかったですね。私にはそんな経験もないので、息子にこの分野では頭が上がりません(笑)。

また、マラソンを始める医師も結構いるようですが、私の場合、練習の時間が取れません。今の時間をかける診療スタイルでは、診療に忙殺されてしまっています。体をイジめるのではなく、癒す方に向いてしまいましたね。金魚やコイの飼育はかなりはまりました。メダカも入れると、130匹くらいは飼っているでしょうか?。

また仕事の話になってしまいますが、どの患者さんにも一生懸命取り組んだつもりですが、負荷試験で印象深かったのは、S市から受診の10代の患者さんでしょう。

乳幼児期にエビとカニがクラス3くらいで、それ以来ずっと甲殻類、軟体類、貝類をずっと除去していました。気付いたら、10年以上の月日が経っていました。それまでかかりつけ医から食物負荷試験の話など聞かせてもらっておらず、「一生食べられないもの」と諦めていたとのことです。

私の講演を聞いて、負荷試験の存在を知り、挑戦してみることになりました。最新のアレルギー検査を見て、正直驚きました。エビ、カニはクラス5、イカ、タコがクラス4、ホタテ、カキがクラス3だったと記憶していますが、どれも立派に高かったからです。10歳を超えて、この値はかなりヤバいと感じていました。

でも、やはり負荷試験は避けて通れないということなのでしょう、イカとタコは難なくクリアー。ホタテとカキも問題なく食べられました。いよいよ“本丸”のエビの負荷試験当日を迎えた訳ですが、明らかな症状は誘発されませんでした。カニも同様でした。

10年以上も恐れて、避けていた魚介類が問題なく食べられることが明らかになった訳で、親御さんはもちろん、本人も拍子抜けだったと思います。私にとっても、とても有益で、忘れられない負荷試験になったと思っています。

来年も本業はもちろん、プライベートでも収穫の多い1年になってくれるといいなと思っています。2015年もよろしくお願いいたします。