小児科 すこやかアレルギークリニック

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2015年01月06日 更新

昨日、新年初の診療を行ないました。

1週間休んで、いきなり午前と午後フルに働いたので、体力的にキツいかと思ったのですが、それ程でもありませんでした。

休みの間に風邪やインフルエンザにかかり、ぜんそくが悪化した患者さんもいて、申し訳ない気持ちになりました。私が主治医として治療しているにも関わらず、ゼーゼーさせてしまうのは責任を果たしていないと考えてしまうのです。しかも、自分が休んでいる間、患者さんが息苦しかったり、夜なかなか寝付けなかったりというのは、嫌なのです。

現実問題として、私も時々は体を休めないといけない訳ですが、昨日は申し訳ないと思うことが何度かありました。

新年早々、当院を初めて受診される患者さんも何人かいらっしゃいました。特に目立ったのはアトピー性皮膚炎で皮膚の状態が思わしくないお子さんでした。

ひとりは、まだ数ヶ月なのですが、前医でリンデロンVG軟膏が処方されていました。ガイドラインには、赤ちゃんの顔にはリンデロンVGクラスの強い軟膏は使わないようにされているはずですが、新潟県内はガイドラインを守る医師がとても少ないのが現状です。

しかも、3日ほどで塗ることを止めていたそうです。何故なら、一端そこそこキレイになるから。残念ながら、これもガイドラインには書かれていない指導です。十分に皮膚症状を安定させてから、治療の手を緩めるのが正しい方法だと認識しています。

もっと弱い薬で十分良くなるし、他剤を併用して治療するとビックリするほど改善できます。上っ面だけ良くして、止めるようなことをしないよう説明しています。次回受診時には、とてもキレイになっている自信があります。

別の患者さんは、皮膚科に通院していました。通っても改善しないため、他の人から評判を聞いたそうですが、それにより当院を受診されています。

皮膚が「苔癬化」という慢性の強い炎症を思わせる悪い状態でした。本来皮膚のプロの皮膚科に行っていた訳ですが、良くならないのには理由があります。薬の選択に問題があると考えています。

お子さんに皮疹があれば、小児科や皮膚科にかかると思います。一般的には小児科よりは皮膚科の方が湿疹の治療はお手の物だと思うのですが、時々「あれれっ」という感じの治療がされていることがあります。

ガイドラインにも皮膚の炎症を十分に沈静化するランクの軟膏を選択するとされているはずです。小児科もそうですが、肝腎の皮膚科がそうしなくてどうする?と思ってしまいます。

ちなみに、1か月程度治療して改善がなければ専門医に紹介するとも書かれていますが、当院に紹介のあった試しがありません。

ガイドラインを守れば、患者さんは皮膚症状が改善し、場合によっては何度も通院しなくなるため、医師にとって“旨味”がなくなるのでは?と勘ぐってしまいます。私は“旨味”があるとしたら、患者さんの症状を改善させ、信頼関係を築くことだと思っているのですが…。

診療している方が、家でウダウダしているよりはよっぽど自分らしく過ごせるのかなと思っています(笑)。

もう上越の地で7年以上もアトピー性皮膚炎のガイドラインの存在を叫び続けていますが、全く浸透してないように感じています。ただ、皮膚症状で困っていると、周囲が当院への受診を薦めてくれる方が増えている手応えは感じられるようになってきています。

代わり映えがしないと突っ込まれそうですが、アトピー性皮膚炎に関しては「ガイドラインを広める」というのが2015年の目標になりそうです。