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マック
2015年01月08日 更新

昨日は、マクドナルドの異物混入が大きなニュースでした。

それにしても出るわ出るわ。こんな短期間で、異物がどうしたら混入するのかというくらいです。これまでもあったのだけれど、ニュースになっていなかっただけだったのでしょうか?。

それにしても最も衝撃的だったのは、歯でしょう。誰もが気持ち悪いと思うでしょうし、しばらくは食べる時に恐怖が付きまとうのだろうと思います。

この報道をマックは大丈夫か?と思って聞いていましたが、異物を「第三者機関」に提出し、検査してもらったという話を聞いて、そこはさすがだなと思いました。身内で調べると、自身に有利なように結論づけることがあるからです。

これって実は、医療にも必要なことだと思いました。

日本の医療は、“レベルが高いことになっている”ので、どの医師が診てもかかる医療費は一緒ということになっています。研修医と日本の第一人者の先生の診療レベルは、一緒のはずはないし、医療が細分化されてきており、例えば消化器が専門の医師が、呼吸器や循環器の病気をそれらの専門医と同レベルで診療することは不可能に近い訳です。

私が力を入れているアレルギーに関しても、「アレルギー科」を標榜しているにも関わらず、ぜんそくやアトピー性皮膚炎を診断すらできない医師もいて、“誤診”され続けている間、その医師にかかった分だけ報酬が払われるのは、とてもおかしい話です。

食物アレルギーも「食物負荷試験」なしに正しい診断はできないはずですが、専門医に紹介されることもなく、負荷試験の存在自体さえも“隠蔽”しても、ペナルティすらありません。

「アレルギー科」という看板につられて、かかっている患者さんも多いようです。当院に来られて、全く逆の話をされて、愕然とする患者さんがとても多いのです。

マックの話じゃないですが、第三者機関にお願いして、「アレルギー科」の標榜が正しいかどうかを検証してもらえばいいのだろうと思ってしまいます。でも、そこは医療の世界。不透明で、曖昧な部分も多く、そうされることはないでしょう。

あくまで私見ですが、私は日本の第一人者の先生方の話を聞く機会も多いし、アレルギー学の底の深さを常に思い知らされています。私が「アレルギー科」を標榜するギリギリのラインにいると考えています。当落上にいるという危機感は常に持っています。

それを適応したとすると、新潟県は「アレルギー科」を標榜できる医師はほとんどいなくなってしまいます。でも、患者さんにはそれが“適切”な情報になると思っています。医師会あたりが動いてくれればいいのですが、なかなか難しいでしょうね。

患者さんが何度も「アレルギー科」の医師の元に通院して、だいぶ経ってから「これはおかしい」と感じてから医師を代えるという方法しかないというのが現状なのだろうと思っています。