小児科 すこやかアレルギークリニック

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冷遇されやすい年代
2015年01月09日 更新

院内掲示はしてあったのですが、明日10日(土)は勉強会参加のため、申し訳ありませんが休診です。

年末年始の休みが終わり、診療を楽しんでいます。

やはり仕事は、楽しくやるもの。お年玉に満足しているか?とか、お餅をたくさん食べたか?などを聞いたりしながら、診療をしています。

症状が落ち着いていれば、さほど時間を掛ける必要もないでしょうが、症状が改善していなければ、「何故だろう?」と立ち止まるようにしています。

発熱に関しては、多くの医師がインフルエンザを心配し検査するものの、陰性だった場合は「インフルエンザ以外の風邪」なんて診断!?されていることもあります。熱が続けば、キチンと診断する必要があると考えて、時間を掛けるようにしています。

最近だと、アデノウィルスが出ることが多いようです。高熱が続けばRSウィルスやヒトメタニューモウィルスなども候補に挙がりますが、呼吸器症状の有無などで結構区別できます。

1日で150名を大きく上回る受診があると結構大変ですが、高熱が続く理由が分かると親御さんは納得し、とても安心して下さいます。熱がすぐに下がらないこと、抗生剤を飲んでも意味があまりないことを理解して頂くことも、私の仕事の一つですし、私自身もスッキリすることができます。

忙しいから、1人当たりに時間を掛けられないという医師もいますが、それは詭弁だと思います。なるべく正しく診断し、必要のない抗生剤は処方しないようにすべきでしょう。

昨日、県外の10代後半のお子さんの母親からクリニックに電話がありました。小さい頃にイクラアレルギーの症状があり、魚卵は除去し続けているのだけれど、その必要があるか知りたくてネットで当院の存在を知り、相談の電話を下さったのです。

魚卵といえば、イクラ、タラコ、子持ちシシャモなどが普段口に入る可能性があると思います。キャビアのアレルギーは存在するのでしょうが、経験はありません。だいぶ前に子持ちシシャモは食べても何ともなかったようです。

大学生で春休みを活かして、シロクロ付けたいとお思いのようです。最終的には負荷試験をしてジャッジしたいのですが、まずおおまかな判断として、アレルギー検査をみておきたいところです。

近くの内科で抗体検査をあらかじめしてもらって、その結果を持って当院を受診して頂くことも考えたのですが、断られたそうです。断る理由が分かりません。良心的でない対応をする医院は少なからずあるようです。

よく考えると、この大学生の年代って“冷遇”されやすいのかもしれません。通常は内科なんだけれど、内科医で食物アレルギーを詳しい医師は極めて少ないと思いますし、小児科に行くと「(年齢的に)内科に行け」と言われちゃうでしょうね。

「ずっと除去していて何もなかったんだから、今更何でそんなことを言う?」と内科医も小児科医も思うのだろうと思います。アレルギー専門医であっても、9歳以上は負荷試験しても費用は保険請求できないため、やりたがらないというケースもあるかもしれません。

漠然と親御さんの中(ご本人かもしれませんが)で、「いつまで除去するんだろう?」という疑問はあって、負荷試験の存在を知り、シロクロを付けたくなったんだろうと推測しています。それはそれで十分検査の対象になるし、9歳以上だから「しない」というのも利益を中心に考える医者の判断だろうと思っています。

スタッフの方からアレルギー専門医の探し方を教えたようで、まず近間でシロクロ付けてくれそうな専門医を探してみるようです。こういう年代でもあり、ちょっと難しいかもしれません。

当院は、利益は優先していませんし、「下手にリスクをかぶりたくない」と患者さんの意向を無視するようにはしていないつもりのため、受診して頂ければ対応したいと思っています。