小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

百日咳
2015年02月10日 更新

今日の午後は講演があり、休診となっています。ご理解をお願いします。

最近、冷水魚のことを冒頭で書いています。

それだけ仕事以外で力を入れている訳ですが(笑)、これまで3回は飛び出し事故を起こしています。水槽にはガラス蓋をしているのですが、わずかな隙間から飛び出して、言い方は悪いですが干物になってしまうことがありました。

縄張り意識が強く、他の魚に噛み付くこともあり、その傷から病気になってしまう魚もいます。コイや金魚はこんなことはないので、飼ってみてやっぱり飼育は難しいと実感しています。

家に帰ってきて、まず水槽を見てまずメンバーが揃っているかどうかを確認するのが日課になっています。

昨日、水槽内を見回してみると、小さいイトウという魚がいません。飛び出してもいないようです。以前、オヤニラミがいなくなった事件がありました。それは玄関外の話だったので、ネコに盗られてしまったようです。今回は、家の中なので、ネコは有り得ません。

実は、水槽2つに冷水魚を飼っているのですが、オヤニラミを混泳させていて、とある事情でオヤニラミをイトウのいる水槽に移していたのです。大丈夫かと思っていたのですが、どこを探してもイトウは見つからず、オヤニラミのお腹がふっくらしています。やられてしまったようです。3000円もしたのに…(涙)。イトウには申し訳ないことをしました。

前置きが長くなってしまいました(汗)。少し前に10代の男の子が咳が長引くという理由で当院を初診されました。

これまで学校医にかかっていて、治療を受けていましたが、咳が1か月近くも止まらないため、口コミで当院を受診して下さったようです。こういう状況って、腕の見せどころって感じで、張り切ってしまいます(笑)。

呼吸器疾患が不得手な小児科医は多いため、何としても当院で責任を持って診断を確定させようと思いました。ちなみに前医ではぜんそくの治療がなされていました。

こういう場合、外来で典型的な症状が見られる訳ではないため、問診が重要です。ぜんそくかどうかも、だいたい問診で分かります。

聞いてみると、ぜんそく様の症状があります。ただし、繰り返されていませんでした。ぜんそくであれば、体質なので風邪の度に同様な症状を起こすことが多いのです。

ぜんそくは否定できないけれど、今回は感染症で引き起こされているのではないかと考えました。咳の長引く感染症といえば、マイコプラズマ、クラミジアなどの肺炎を引き起こすものが頻度も高いでしょう。

あとは、百日咳。少し前に上越地方のある中学校で集団発生したと話題になりました。中学生は、赤ちゃんの頃三種混合のワクチンを受けていますが、10年以上経つと抗体が切れてくるようです。

7、8年前でしたっけ、東京の大学生の間で麻疹が流行した時も、当時は麻疹のワクチンは1歳時の1回だけでいいと考えられていました。それから2回接種するよう改定されています。百日咳についても、再考されていいのかなと思っています。

先日、血液検査の結果が返ってきました。マイコプラズマやクラミジアは陰性で、百日咳と診断が確定できました。今回も、この子の通う学校で集団発生しないかと思っています。ぜんそくと診断され、長引く咳をしたまま、学校に通い続けていたからです。注意しながら見守って行くしかなさそうです。

今回は診断できましたが、私も同じミスをしている可能性はあります。子ども達は3種混合ワクチンを受けているため、百日咳が軽くしかかからず、典型的な症状を起こさないからです。全国各地でこんなことは起こっているのだろうと考えています。

この経験を今後に活かしていきたいと思っています。