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「外来アレルギー学」
2015年02月23日 更新

昨日は、両親と息子と車に乗り込みました。

息子がボーリングをやりたいと言うものですから、1ゲームだけやり、高齢の両親には椅子に座って見ていてもらおうと思っていました。

ボーリング場に着いて、手続きをしようとすると、何と母がやりたいと言います。何やらこれまで人生でボーリングは1回だけやったことがあり、それは40数年前なんだそうです(汗)。

普通、年をとってくるとチャレンジ精神も薄れてくるのでしょうが、わが母親ながらアッパレです。

投球フォームはさておいて、ピンを倒そうと一生懸命で、ガーターのない設定(両脇の溝を埋めて、ガーターしなくなく子ども用の設定)ではありましたが、スペアも1回ゲットしていました(笑)。

果たして、自分がその年齢になった時にそれだけのチャレンジ精神が残っているか、はなはだ疑問です。何でもやりたがる子どものような気持ちは持ち続けていたいものです。

タイトルに「外来アレルギー学」と書きました。そんな学問はないと思います(汗)。

最近はアトピー性皮膚炎の患者さんが多く、他の皮膚科や小児科に通院して治療しても良くならないという理由で、鞍替えされています。いつも言うように、治療して改善しないにもかかわらず、当院に紹介状を持って受診する方はいません。

医師は自分が治療していて、手に負えないことを知っていながら、紹介しようともしないのは、悪質で、ヤブと言えるのだろうと思っています。確かに、紹介もせずテキトーにやって通院してもらえば、医院の収益は上がります。“おいしい”患者な訳です。

ただ、アトピー性皮膚炎は小児科や皮膚科が対応することになると思うのですが、どの医者も自分の利益を中心に考えているとは思いたくないのです。アトピー性皮膚炎と診断できないだけで、悪気はないケースもあると思うのです。

患者が不在の利益最優先の“医療”も困りますが、この場合も問題はあります。アトピー性皮膚炎の診断基準に照らし合わせれば、診断できるはずで、その辺を熟知していないから診断できないのですから。

多分、ぜんそくもアトピーも食物アレルギーも言えるのでしょうが、極めて重症な患者さんも、最初はすぐ近くのかかりつけ医にかかっていたと思うのです。よくあるパターンで、その医師から紹介もされずに他の医療機関を渡り歩き、最終的に専門医のもとに通うことになっているのだろうと思っています。

ぜんそくもアトピーも慢性の病気なので、最初の対処が悪いとこじれてしまったり、悪くなるクセがついたりすることもあることでしょう。食物アレルギーだって、最近は完全除去している方が良くないとすら言われているくらいです。初期から少しずつでも食べていれば、経過は変わってきたかもしれません。

日本の第一人者の先生がアレルギー疾患それぞれのガイドラインを作られている訳ですが、そういった大学病院や専門病院の先生が診るぜんそくやアトピーと、開業医が最初に診る病気とは異なっているのではないかということです。

いや、異なって当然でしょう。場合によっては、ぜんんそく、アトピー性皮膚炎と診断できる前の時点で受診していることもあるだろうからです。アレルギーもそうでしょうが、病気は早期発見・早期治療です。ぜんそくやアトピー性皮膚炎のことを熟知していれば、「この子はのちにぜんそく(もしくはアトピー性皮膚炎)と診断されるであろう」というのは感じることができます。

当院のように、食物アレルギーと診断しきれないアレルギー検査のみが陽性のケースで、加工品を食べさせるようなやり方は、これも早期発見・早期治療と言えなくもないと思っています。

アレルギーにおいても、早く手を打つことの重要性が、理解されるようになってきているのだろうと思っています。それぞれのアレルギー疾患と診断される前に対応し始めることって実はとても重要だと思っており、大袈裟な言い方かもしれませんが、それを実践する学問という意味で、「外来アレルギー学」という捉え方をはやらせないといけないと思っています。