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2015年03月12日 更新

昨日、村上市に行ってきました。

県内最大級の熱帯魚ショップがあるからです。ちょっと時間があったので、思い立ったが吉日で行ってきてしまいました。距離にして170キロです(笑)。

ナイルアロワナとエサの小エビを買ってきました。また、ヤフオクで魚を落札したら、近所の熱帯魚屋さんでしたので、それも引き取りに行ってきました。水槽が足りず、急遽取り寄せ、セッティングもしました。

診療や負荷試験も没頭できるという点で、言い方は変ですが趣味みたいなものと言えるかもしれませんが、魚の飼育も時間が経つのを忘れてしまいます。いろいろやっていたら、零時を超えていました(汗)。

さて、そんな中、いま読んでいるのはこれです(画像)。今月に文科省が公開した「学校給食における食物アレルギー対応指針」です。

日本の小学校はほとんどが給食が提供されていて、2年前にその給食でまさかの死亡事故が起こってしまいました。第二の不幸な事故を防ぐため、たいぶ体制が整えられてきているようです。

東京調布の死亡事故が起きた際、「そんな重症な子は弁当を持たせればいい」なんて意見もありましたが、この冊子には「食物アレルギーを有していても、給食を提供する」と明記されています。そもそも、弁当にしたからといって、誤食事故がなくなる訳ではないと思っています。

このことも大原則として挙げられていますが、他にもいくつか書かれており、紹介したいと思います。

学校内に食物アレルギー対応委員会を設置し、組織的に対応すること。親御さんからの除去申請だけでは正しいことも、正しくないこともあるので、医師の診断書が必要で、学校生活管理指導表に基づくこと。

安全性を最優先するため、原因除去食物の完全除去対応を原則とすること。卵料理はダメだけれど、卵を含む加工品は食べられるというような半端な対応はせず、除去のない他児と同じメニューか、卵を一切含まないメニューの二者択一という意味です。調理現場や配膳の際にもミスは起こり得ますが、限られたマンパワーの中で過度に複雑な対応は困難であるという判断からです。

今回の資料と一緒に専門医が食物アレルギーについて解説するDVDが各学校に配布されたようです。

私自身は自分がエピペンを処方した患者さんの通う園や学校に直接出向き、食物アレルギーについて、誤食時の対応について説明してきましたが、そこまでやる医師はほとんどいないため、研修の機会を確実に設けるという意味でDVDをみて研修しようということなのでしょう。

私自身はDVDをみても、臨場感を味わえないことやその患者さんの重症度や過去のエピソードなどを話せないため、体が空いている限りは直接出向いて話をしたいと思っています。何度も話を聞いて、確実に理解を深めることが大切だと思っています。

いずれにしても、ようやく本腰が入れられており、ただでさえ忙しい学校の先生方の負担が増えることがちょっと心配です。ただ、学校が給食を提供する限り、万が一の際に初期対応ができるのは学校の先生だけなので、子どもの命を守るという点で避けて通れないと思います。

私のところにも各学校から講演依頼がいくつも頂いています。私も協力は惜しみませんが、学校の先生方のご努力に期待したいと思っています。