小児科 すこやかアレルギークリニック

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アレルギーマーチ
2015年03月16日 更新

週末は、熱帯魚を仕入れてきました。

何と、禁断のピラニア。恐いもの見たさというのもあるのですが、ワイルドなチョイ悪系の魚に興味があります。今度画像も載せますが、意外とキレイです。

最近買う熱帯魚は肉食が多いのですが、普通のエサも食べてくれるようにした方がいいと言われます。メダカなどの生き餌を与えているとお金がかかって仕方ないので、普通のエサを食べるようにしつけることも大切のようです。

魚によっては、なかなか普通のエサを食べてくれないこともあるそうです。やはり愛情を持って接して、諦めずに慣れさせる姿勢が重要でしょう。

熱帯魚屋さんへ行く道中は、車の運転をしながらですが、講演のことばかり考えています。どんな話をして、どういう風に進めていこうかというようなことを考えています。日頃診療の中でやっていること、心掛けていることを中心にお話ししようと思っています。

自分の中では根拠はあるつもりなのですが、ドクターに話すとなるとその根拠の出所を明らかにしないといけません。学会で学んできたこと、以前論文で読んだことなどをハッキリさせないと、独りよがりな話になってしまいそうです(汗)。

講演は、8月にもあり、こちらは話の中心が「経皮感作」、「アレルギーマーチ」となっています。アレルギーマーチとは、以前も触れましたが、アレルギーの体質を持って生まれてきた赤ちゃんが最初アトピー性皮膚炎と食物アレルギーを発症し、続いてぜんそく、アレルギー性鼻炎とさまざまなアレルギー疾患を発症していく状態を指します。

私の場合、このアレルギーマーチを診療の中でとても参考にしていて、湿疹の乳児が当院を受診されたら、まずそれがアトピー性皮膚炎かどうか考えるようにしています。アトピー性皮膚炎と判断すれば、離乳食の進め方にも影響しますので、食物抗原についてアレルギー検査を実施します。食物アレルギーがありそうかどうかと考えているのです。

そうこうしているうちに、咳が長引くようになれば、ぜんそくを発症してきたのではないかと考えますし、ぜんそくには7割の確率でアレルギー性鼻炎を合併しますので、鼻が長引けば鼻炎の存在も強く疑うことができます。

5月の講演では、食物負荷試験の話をする予定なのですが、卵なら卵アレルギーの確定前から対応していますので、そう考えたいきさつからお話しする必要があります。

いつも言っていますが、食べたことがなく、アレルギー検査のみが陽性の場合、卵アレルギー疑いが正しい判断です。しつこいようですが、卵を食べてアレルギー症状を起こすのが卵アレルギーだからです。

ただ、アレルギー検査が陽性であれば、食べさせることにリスクを伴います。「家で少しずつ食べさせなさい」なんて無責任なことをいう医師もいますが、リスクは患者さんに押し付けるべきではありません。そうしてはいけないと思っており、外来で負荷試験という形で確認させて頂いています。

当院の場合は、この卵アレルギーしかりで、アレルギーマーチを元にアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、ぜんそくを先読みして対応しており、その辺のノウハウを根拠を示しつつ、話を進めていきたい訳です。

ということで、大きな本屋にも寄ってきて、参考になりそうな本を買いあさってきました(画像)。私の場合、講演が近づくと慌てて本を買いそろえる傾向があります(大汗)。

最近は、このアレルギーマーチも経皮感作で説明できると考えられてきており、この辺は多くの医師の興味のあることでもあります。これらを読みながら、自分の頭の中を整理し、準備を進めていこうと思っています。