小児科 すこやかアレルギークリニック

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何年もかけて
2015年03月30日 更新

春が来て、また冬が来て、また春が来て、そんな変わりやすい天候でしたが、ようやく春が来たようです。

東京や福岡では桜が満開だと言いますが、こちらは桜となるとまだまだです。ただ、もう雪が降ることはなさそうですので、スタッドレスタイヤから夏タイヤにタイヤ交換を行いました。一気に複数台のタイヤを交換したため、筋肉痛です(汗)。

私の部屋の水槽はすごいことになっています。今度画像を載せようと思っています。一方で、春になったらニシキゴイも取り寄せたいと思っていたので、コイ屋さんに行きました。桜が咲く頃に気温も安定してくるため、それまで待ってくれと言われました。

金魚やコイ、メダカ、川魚、冷水魚ときて、今は熱帯魚と興味の中心が移っていますが、決して投げやりにはなっていないつもりです。お店に行って、飼育状況を話すと、大抵幅広いですねと驚かれます(笑)。あまりいないのかも。

これを読んでいると、遊んでばかりいるように見えるかもしれませんが、最近は、講演ラッシュや学会発表、講演の準備と結構忙しいです。

負けず劣らず忙しいのは、診療です。負荷試験は1年を通して最も多くの件数をこなす時期ですし、場合によって負荷試験の動向を気にしながら診療していることもあります。

負荷試験は、当院のやり方ですと、本人が口にしてくれて初めて評価できます。食べてくれなくては、何も始まらないことになります。ただ、子どもの側からすれば、頭で分かっていても、精神的に口にできないこともあります。これまでの“歴史”がそうさせてしまっている訳です。

数年前に小学生の女の子が当院を初めて受診されました。牛乳アレルギーだったのですが、市内の小児科から関東の有名な病院に紹介されていました。なかなか通いきれず、当院に相談に来られたのです。

たまにこんなケースがあります。県内に負荷試験をやっている施設があるにもかかわらず、関東などの有名な病院に紹介される場合です。親御さんが希望されるケースもあるのかもしれませんが、通院も困難ですし、県内の施設を通り越して紹介するのは、どうかなと思っています。新潟県内の子どもは、基本的には新潟の医師が何とかすべきだと考えています。

いずれにしても、この患者さんは開業医である私が何とかしなければと思いました。よくある話ですが、患者さんは乳製品に嫌悪感というか、いいイメージはなく、まったく口にしていない状況でした。

ここで役に立つのが、当院が押し進めている加工品を使った負荷試験です。乳ですと、クッキーや食パンなどから食べてもらおうという作戦です。

親御さんも理解して下さいますが、本人が気持ち的に乗り気でないようです。初診当時が小学生で、牛乳に対し恐怖心が植え付けられていたため、焦ってもしょうがないと思っていました。

何年も前のことなので、確か最初はクッキーからだったと思うのですが、それが食べられることが分かって、給食に食パンが出るので、それが食べられるかどうかと言う話になり、本人もパンは食べたい気持ちもあったようで、食パンを用いて負荷試験を行いました。

それもクリアし、加工品を徐々に食べさせていきました。実は、先日牛乳で負荷試験を行いました。何カ年計画で、ここまで来ていました。本人の頑張りもそうですが、お母さんが諦めずに定期的に当院を受診して頂いていたのが、大きなポイントだろうと思っています。

牛乳の負荷試験は本人も怖かっただろうと思います。アレルギー症状なのか、精神的なものなのか判定は難しいですが、飲み始めに口の中の違和感を訴えました。ただ、最終的に200mlを完食しています。

精神的に摂れなくなっているお子さんの場合は、こんな感じで徐々に徐々に進めていくしかないのかなと思っています。私も肩の荷がおりた気がしました。

本当に重症でどうにもならないこともありますが、食べられるのに負荷試験もされずに、延々と除去されているケースも少なくありません。できればそうならないように、当院の場合、1歳になったら負荷試験を始めています。重症でなければ、物心がつく前に終わらせておきたいと思っています。