気がつけば、もう3月も終わりです。
確かに当院では負荷試験が最も混雑する時期で、毎日5件くらいは実施していますので、今がその時期だと感じられるはずですが、楽をさせてもらっているので、あまりそう感じていませんでした。
スタッフがとてもよくやってくれるものですから、私は他の患者さんの診療と同時進行でやっています。負荷試験にかかり切りではないのです。
毎日のように大勢の患者さんの診療を行っていますが、負荷試験を犠牲にすることもありませんし、負荷試験にかかり切りで、診療があまりできない訳でもありません。負荷試験に興味はあるけれど、踏ん切りのつかない医師もいることと思いますが、慣れてしまえば思ったほど、取っ付きにくい検査という訳ではないと思っています。アロワナなど、大型魚の飼育の方がよっぽど手間がかかると感じるほどです(笑)。
昨日、触れたように原因食品を解明する自信は正直あまりないのですが、食物依存性運動誘発アナフィラキシーと思われる患者さんに、最悪の事態を考えてエピペンを処方しようと思いました。
エピペンを処方し慣れていないと、「また症状が出たら、考えましょう」なんて言うこともあるかと思いますが、次に起こる症状がもっと重いかもしれません。今月に起こった症状が、食物依存性運動誘発アナフィラキシーではない言い切る根拠もないため、また学校や家でアナフィラキシーを起こすかもしれないと考えると、処方しておいた方が患者さんにとってメリットが大きいと判断しています。
そう考えると、優柔不断なところのある私でも対応ははやいです!。
一昨日、その患者さんが学校側に勧められて当院を初診し、昨日には緊急でエピペンを取り寄せ、親御さんに取りにきて頂いています。それならあることかもしれませんが、更にやっています。
昨日の診療の最後に、学校の養護教諭に当院に来て頂きました。病状説明と、エピペンの使い方、エピペンの打つタイミングを説明しています。はやいでしょ?(笑)。
患者さん本人はこの週末に現在取り組んでいるスポーツの大会があるそうで、丁度よかったです。学校も年度が替わる間際で、異動される養護の先生が来られたのですが、新しい先生に引き継いで下さるそうです。
こんなこともエピペン処方に慣れていれば、そんな大したことではありません。ただ、まさに青天の霹靂のように、降って湧いたかのような今回のアナフィラキシー症状で、本人はもちろん、親御さんや学校側も不安であったろうと思っています。最悪の事態を考え、それに対応できるようにしておくことは患者さんのためになると考えますし、医師たるもの、ベストを尽くすべきでしょう。
原因解明のため、開業では行わない運動負荷試験も必要になるかもしれません。あと、私のやるべきことはそれくらいだろうと思っています。


