小児科 すこやかアレルギークリニック

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商売上がったり?
2015年04月09日 更新

昨日も、水曜の午後ということで講演でした。

隣街まで出掛けましたが、ちょっと早めに出かけ、熱帯魚屋さんへ。気に入った魚が最近元気がないと相談したら、ペーハー(pH)に問題があるのではと指摘されました。

以前も書きましたが、熱帯魚に限らず、金魚やコイも住んでいる水の中でおしっこもうんちもしています。水替えもせず、放置すれば生活環境は悪化します。その水質の悪化の指標のひとつがペーハーでした。

相当酸性に傾いているのではということでした。恥ずかしながら、ペーハーなんてさほど気にせずにやってきました。早速少し高めのペーハー測定器を買い求め、ドキドキしながら調べてみると、正常値です。

ペーハーに異常ないものの、合わせて買った試験紙にて、亜硝酸という有害物質が高めであることが判明しました。水替えをマメに行い、水質が安定するように努力しないといけなさそうです。

数日前にNHKでアレルギーの新治療についての番組がありました。あることは分かっていたのですが、見逃してしまいました。

そこはタイムシフト機能を持ったハードディスクレコーダーを使っており、常に1週間分のテレビ番組の録画機能があるため、昨日の夜に思い出して、観てみました。

私にとってもやや衝撃的な内容でした。番組の中で「Tレグ」というアレルギーを抑える細胞が何度も出てきました。それが増えるとアレルギー症状も改善するというものでした。

アメリカに大昔の生活スタイルを守り続ける地域があり、家畜もともに生活しています。そこの人々はアレルギー患者が極めて少ないため、何故そうなのだろうと研究者がいろいろ調べてみると、Tレグ細胞が多かったのだそうです。ちなみに、この細胞を発見したのは日本人だそうです。今後は、このTレグという細胞がアレルギーを抑えるポイントになりそうです。

あと、アレルギーを発症していない子に対し、小さい頃にピーナッツを食べさせる群と食べさせない群を比較すると、5歳の時点でピーナッツアレルギーを持つ確率に大きな差が生まれていたというデータがアメリカのアレルギー学会で発表されたそうです。もちろん、食べた方が少ないのです。

また、これは国内で研究されているのですが、花粉成分を含む米が開発されていて、1日1食そのご飯を食べることで、スギ花粉症を治そうという試みがなされています。

スギ花粉症の治療として舌下免疫療法が昨年話題になりましたが、残念ながら3割は効果がないと言われています。治る人はTレグが上がり、無効な人は上がらないとも言っていました。

何十年来スギ花粉症で悩まされている患者さんが、3月お子さんとマスクもせずお花見に出掛けた様子がテレビに映っていました。花粉成分を含むご飯の治療も効く人には効くようです。

これだけアレルギーが解明されてくると、将来的に私自身が“商売上がったり”になっちゃうのかもしれません(汗)。それはそれで構いませんので、もっと解明され、アレルギーが治るというのが、臨床の場におりてくればと思っています。