朝になるといつも今日はどんなことを書こうかと考えます。
だいたい診療中に「これはっ」というものを書こうと思うのですが、書かれないままのエピソードもあります。
今朝のネットニュースで「こんなことで逮捕されるんだ」というものを「これはっ!」と思ってしまいました。
ある女性がコンビニで携帯電話の利用料金を支払おうとしました。(どういう使い方をしているのかと若干疑問に思いつつ)10万オーバーの102000円のところ、105000円支払ったら、店員が150000円(15万)と打ち、45000円をお釣りとして受け取ったそうです。そのまま帰ったら、お釣りを間違いと知りながら、持ち去ったいう罪で逮捕されたのだそうです。
確かのその場で間違いを指摘する人も多いでしょうが、「しめしめ」と思っちゃ、逮捕されちゃうんですね。お気をつけ下さい。
27日に日本アレルギー学会の発表があります。スロースターターの私は、まだスライドが一枚もできていません(大汗)。
当院では年間4~500件の負荷試験を実施しているため、ベストは直前までの負荷試験のデータを入力し、それをもとに学会発表のデータとすることでしょう。昨年の8月の外来小児科学会の時に、ほぼ直前までのデータを入れてから、ついサボっていました。
いつもの!?“土俵際パワー”で、12月末までの入力を一気に終わらせ、今回の学会はそのデータで発表しようと思っています。「4、5か月分を端折ったな」と言われそうですが、それでも200件近くの入力を多忙の中、行うのは結構エネルギーのいることです。
しらばらくはこのネタで行こうと思っていますが、今回も外来でもできる安全性の高い負荷試験について述べてこようと思っています。
簡単に言ってしまうと、食物アレルギーは軽症から重症までいます。アレルギー検査だけでは軽症か、重症か分かりません。実は微量でアナフィラキシーを起こすような患者さんに、負荷試験として不用意に卵焼きを何分の1かを与えてしまうと目の前でアナフィラキシーショックを起こしかねません。
多くの医師が恐れるのは、まさにそこで、食物アレルギーのガイドラインでは、最初は1/32から開始すると書かれていますが、私の経験ではそれ以下でも症状の出るお子さんはいます。
例えばクッキーは、小麦を主体とした食べ物に卵が含まれています。当院では加工品を使っているので、混ぜる影響は出るそうで、単純比較はできないのかもしれません。ただし、外来での負荷試験はアナフィラキシーショックは是が非でも避けなければなりません。
卵成分を少なくしか含まないクッキーを使い負荷試験を行えば、とても重症な患者さんを「ふるい分け」できると考えています。
当院では、卵を3段階に分けて対応しています。「卵を少なく含む食品」、「卵を多く含む食品」、「卵焼き」というようにです。経験上、3段階くらいが丁度いいのかなと思っています。
「卵を少なく含む食品」は重症者や、卵を一度も食べたことのない患者さんに勧めています。お菓子など食べていれば、少なくとも重症とは言えない訳で、「卵を多く含む食品」から開始しますし、ケーキや練り製品などは食べていて、卵料理のみ除去していれば「卵焼き」で負荷試験を行っています。
このやり方で長年やっていますが、怖い思いはしたことがほとんどなく、救急搬送に付き添ったことも今のところありません。もっといい方法あるのかもしれませんが、このやり方で、さほど苦労はしておらず、患者さんの食べられるものを増やしてこれています。
一部、クッキーさえも食べられない患者さんもいて、そういう患者さんは完全除去をせざるを得ず、それでも何とかと工夫していますが、基本的に食べさせないという選択は間違っていないと考えています。もちろん、小麦アレルギーが重症なら、クッキーに小麦が使われていますので、この作戦は使えません。
この方法だと、多くの患者さんに使える作戦のため、私はこのやり方を多くの負荷試験未体験の医師に試してみて欲しいと思っています。それがために、今年は学会発表の例年の2回ほどから増やして、6、7回は行うつもりです。
昨年講師を務めさせて頂いた外来小児科学会に一般演題で参加しようと思いましたが、既に講演を頼まれている日と重なってしまい、参加できないことが判明しています。残念ですが仕方ありません。
食物アレルギーは医師の間でも関心が高いのですが、開業医が外来でもできる負荷試験を研究しているケースはとても少ないと思っており、今が頑張らざるを得ないと思っています。
とりあえず、今日スライドを完成させ、明日プリントアウトすれば、水曜に間に合います(汗)。ちなみに次の学会は2週間ごと、その翌週の3週間後になっています。一般診療以外の仕事がこれだけハードですが、仕方ありません。
何とか、気合いで乗り切ろうと思っています。


