昨日の夕方、予告していたものが届きました。
画像がこれ。答はザリガニです。それぞれつがいで、赤、白、青と見えますね。
赤というよりもオレンジで、アメリカザリガニの赤とはちょっと異なります。フロリダブルーのザリガニはお尻の辺りしか見えませんが、実際はもう少しキレイな青色をしています。これもきっと人気者になってくれることでしょう。
明日も食物アレルギーの講演があります。それに備えて準備をしているのですが、3月に文科省が出した方針の中に、食物アレルギーは突然学校で起きることがある、と書いてあります。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、学校で初発することが多いようです。朝食や夕食後に激しい運動はあまりしませんから。給食後に昼休みや5限の体育の授業で見られることが多い印象があります。
最近経験したのはフルーツアレルギーで、これからはこれが問題になるのではないかと考えています。
3月にキウイを食べて呼吸苦を起こし、相談に当院を受診されたので、エピペンを処方していました。
先月、ビワを食べてやはり呼吸苦を起こし、母がエピペンを打ち、休みの日に救急病院を受診しています。これは以前も触れたのですが、この子が他のものでも口の中の違和感を訴えるようになりました。
トマトやゴマ、もやしの入ったサラダを食べたら、口腔アレルギー症候群的な症状を起こし、「まさかもやし!?」と思い、それらのものを持ってきてもらい、皮膚テストをしたら何ともやしが一番腫れていました。
食物負荷試験をやってみると、もやしで口の違和感、イガイガ感を再現できました。よもやのもやしが犯人だったのです。
口腔アレルギー症候群は果物や野菜が原因となることが多いのですが、新鮮な果物、野菜が原因になることが多く、加熱すると起こさなくなると言われます。今回のもやしは、炒めたもので加熱してありました。こんなもので起こすとは、初めて経験で驚きました。
ネットでもやしアレルギーについて調べてみると、あまりありません。よく探すとNHKの番組で、もやしでも症状を起こすことが書かれていました。
シラカバ、ハンノキ花粉に共通している果物、野菜としてキウイ、ビワ、もやしが挙げられており、この子はモモも症状が出ます。この辺はシラカバはあまりないので、調べなかったのですが、何とシラカンバ花粉はクラス6でした。ハンノキ花粉もなんと6でした。
これですべてがつながった訳です。シラカバ、ハンノキ花粉に強いアレルギーを持ち、それと共通構造を持つ果物や野菜に対してアレルギー症状を起こしているのだろうということです。
NHKのページに連鎖型という言葉が書かれていました。リンゴやイチゴ、ナシなどもこのグループに属しており、これらの食品も食べられなくなってしまう可能性があるのです。アレルギー検査ではリンゴもモモも数値が極めて高く、この患者さんはアナフィラキシーを起こすお子さんなので、リンゴも負荷試験が必要になろうかと母に説明してあります。
徐々に食べられない食品が増えていくやっかいな病態の可能性が高まりました。負荷試験をして仮に食べられても、のちに食べられなくなる可能性があるため、「食べられるから、食べ続けてよい」とは言いづらいことになってしまいます。
対応が難しいのですが、必要なものは負荷試験を行っていくしかなと思っています。



