先日、ネットニュースをみていたら、「いい病院かどうかを判断する5つのポイント」という記事がありました。
5位:医師の経歴
4位:派手な宣伝がない
3位:常勤医師が十分にいる
2位:何が得意が明確である
1位:症例数(診療実績) なのだそうです。
つい、当院に当てはめてしまいます(汗)。
まず、医師の経歴ですが、私は日本の第一人者の先生の知り合いが多いのですが、多くの先生が海外の有名施設で留学経験をお持ちです。それに引き換え、私はアレルギーの専門病院に国内留学のみ…。だいぶ見劣りしてしまいます。
ただ、そういうご経験のない医師も多いし、日本の小児アレルギーを牽引されている先生から直接ご指導頂いた経験は、何ものにも代え難いと思っています。自己弁護する訳ですが、国内で頑張る分には問題ないかな(汗)。
派手な宣伝がない。これは○です。当院は、電話帳に載せているくらいで、市内に看板はひとつも出していません。誘導看板さえ出していません。大きな街に行くと、上越市内の例外ではありませんが、交差点には医療機関の看板が競うように設置してあります。
食物アレルギーに関してテレビ取材を受けることがありますが、積極的にメディアに出て、宣伝することも一切ありません。時々いますよね、あまりに宣伝が激しい医療機関が…。その裏には何かそうしなければいけない事情があるのでしょうが、当院はそういうことをすることは今後もないでしょう。
先日も、新潟市から患者さんが受診されました。どういうことで当院をお知りになったのか分かりませんが、有り難い限りです。30分以上説明しました。
食物アレルギーが得意でなければ、1人の患者さんに30分も時間をかけることは“有り得ない”ことでしょうし、多くの医師がテキトーに応対しているのでしょう。実際、近医の言うことに納得できずに当院を受診して下さった訳です。
また負荷試験に受診して下さると思いますが、こちらからすれば、120キロの距離を「また来たい」と思って頂きたいのです。それは患者さんにもっと食べられることを知って欲しいから。ある先生がこういう言い方をしているそうですが、私がこの分野に関して“最後の医者”でありたいからで、私もそう思っています。
開業医は、常勤医は通常一人ですから、これは参考にはなりませんね。
何が得意か明確であるという点では、「アレルギークリニック」ですから明確ですね。ただそれこそ遠路から受診されて「期待外れだった」と思われるのは避けたいと思っています。話したいことが沢山あるから、30分以上は時間を取るようにしています。
そうそう、アトピー性皮膚炎の患者さんでステロイドを嫌う親御さんも少なからずいますが、当院では場合によっては1時間以上説明というか、説得しています。なかなか県内ではそういう医師は、小児科、皮膚科ではいないと思います。これも当院の特徴かな。
症例数と言われても、開業医は連日多くの患者さんが受診されることが多いでしょう。目の前の患者さんを“流れ作業”で診ていることも多いようで、治っていなくても同じ薬を出す医師は少なくありません。私はこれを「ヤブ」と呼びます。いつも言う通り、効かない薬を出しても医院は儲かるからです。
確かに負荷試験は年間400~500件行っています。開業医では全国的にもかなり多い方だと思っています。そういうことでしょうか。ただ、夜尿症や低身長、その他諸々の相談も受けており、自分の手に負えなければ専門医へ、できそうなら自分で対応しています。
この記事では症例数という書き方をしていますが、「責任を持って診る患者数」という言い方が適切ではないかと思っています。
症状が良くなっていなくても、放置されている患者さんは結構いて、当院に救いを求めて新患として受診されています。前医からの責任感を微塵も感じられないのです。親御さんは子どもを良くしようと必死になっているのに、医者がテキトーでは良い医療は提供できないでしょう。
ということで、いろいろ検証してきましたが、当院はどうなんでしょう。あくまで自己評価ではなく、周りが判断することでしょうから、当院は患者さんからの判定を待つという姿勢になるのでしょう。
あまりそんなことを考えると眠れなくなるので、結論ですが、日々真面目に診療するしかなさそうです(汗)。


