今日の午後も講演に行きます。
さすがに来週はお盆ということで予定はありませんが、春から1日も休まずにいろんなところに出掛けています。
秋の終盤は予定がまだ入っていなかったのですが、パラパラと予定が入ってきています。場合によっては、100キロ以上離れたところに行かなければなりませんが、私の場合はそうやって声を掛けていただいていることが“生き甲斐”と言ってもいいのだろうと思っています。
先日、結構離れた町から患者さんが来られました。ゴマを食べてしばらく経つととじんましんが出るそうです。地元も医師から血液検査をしてもらって、ゴマは陰性でした。よくあるパターンですが「念のため除去しましょう」と言われていました。
言い方は悪いですが、これでは“親のいいなり”で、あまり客観性がありません。もしかしたら、親がゴマが原因と思い込んでいて、「ゴマを食べたら、じんましんが出たんです」と言えば、ゴマアレルギーが作られてしまいます。
最近は学校でも厳しくなってきており、除去するなら医師の診断書が必要になります。それで遥々当院まで受診してくださった訳です。そんなつもりもないですが、私はいい加減なことはできないのです。普通は、開業医に何十キロも離れたところから受診されるケースはないでしょうが、当院では珍しいことではありません。時間をかけて啓発活動を行ってきた結果だと思っています。
親御さんには、ゴマで負荷試験をやる必要があると伝えました。ということで、夏休みを活用し、先日負荷試験に訪れてくれました。
ゴマの場合、牛乳なら200mlというような規定量が決められていません。エビとかピーナッツとか、だいたいこれくらいという量を当院でも決めていて、その量で負荷試験を行っています。
いつもは食べて2時間くらいでじんましんが出るそうですが、今回も完食後にじんましんがちょっと出ました。その後、注意して観察しましたが、特に悪化は見られませんでした。
何度かゴマでじんましんが出るということだったので、その通りになった訳ですが、負荷試験をやる意味がなかったとは思いません。ちゃんとゴマが原因であろうことがはっきりした訳です。
これで自信を持ってゴマの除去という学校生活管理指導表を書くことができます。今回の負荷試験がなければ、そうはできなかったはずです。
最近は、症状が出るものは完全除去が基本になっています。ですので、ゴマは完全除去をしていただくことにしました。ただし、今回はあえて「すりゴマ」を使用しましたが、症状の出にくいと言われる「粒ゴマ」を家で少し摂ってみるように指導しています。
予想通りでもやる価値は十分あると思っていますので、ぜひ相談に来ていただければと思っています。


