昨日、近くの熱帯魚屋さんから中古でアクリル水槽を買いました。
幅が150センチ、奥行きが60センチ、高さが60センチという大きな水槽なので、一人では持てないため、配達をしてもらいました。
週末に魚を移動させるため、準備をしないといけません。今日、頑張らないと間に合わなくなりそうです。
もう一つ頑張らないといけないことがあり、それは22日の耳鼻科の先生への講演の準備です。
当院はお陰さまで、まもなく開院8年となります。ほとんどがアレルギーの患者さんであり、自信を持って診療に当たってきました。その集大成をその講演に披露するつもりです。
何を大袈裟なとお思いかもしれませんが、講演のお題は「経皮感作」と「アレルギーマーチ」です。経皮感作はここ数年で言われ出したことで、当院の開院前はそんなことを言われていませんでした。アレルギーマーチは、我々の大先輩の馬場実先生が打ち出し、世界にも認められた概念です。
実は、当院の診療とアレルギーマーチは切っても切れない関係にあります。私もアレルギーにどっぷり浸かった毎日を送っていますが、当時はアレルギーの専門医がほとんどいなかった時代に先の馬場先生が多くのアレルギーで困っている患者さんを診療している中で、アレルギー発症の規則性を見出されたのだと思います。
当院の歴史は、アレルギー診療の基本はアレルギーマーチだと実感し、馬場先生ってすごいなと感じ続けた8年だったのです。
経皮感作の話のように、まずは皮膚からということになっています。つまり、最初はアトピー性皮膚炎を発症しますが、その荒れた皮膚から食物が入って、食物アレルギーが“作り出される”という感じです。
現状は、アトピー性皮膚炎とは診断されず、“乳児湿疹”なんて言われ、当然過小な治療になってしまい、効かないような治療がされていることが多く、ともすると食物アレルギーが悪化してしまいます。多くの医師がそういったことを全く気にせず対応しているため、患者さんも信じ切って、逆に悪化させている可能性すらあり、私としてはヒヤヒヤものです。
アトピー性皮膚炎と診断すれば、食物アレルギーがないか検査し、数値が高ければ除去とし、1歳になったら食べられるかどうか負荷試験をする。そういうスタンスで診療してきました。
そういう患者さんは、だいたい咳が長引くようになります。他院から風邪と診断され、風邪薬が出し続けられ、それで改善しないのは、風邪じゃないんじゃないかと疑うべきです。結構な割合でぜんそく予備軍が見つかり、その一部が本物のぜんそくと診断されるようになります。
一般論としてぜんそく児の7割にアレルギー性鼻炎を合併しますので、くしゃみ、鼻水、鼻づまりがすっきりしないお子さんも多くいます。まさにアレルギーマーチをみている訳です。
当院の診療と切っても切れない関係にあるのがアレルギーマーチだという話でした。馬場先生に感謝しないといけません。


