水曜午後の講演活動も頑張っています。
今日も、120キロ以上離れた街まで講演に行きます。そんなに遠路ではありますが、実は昨年も一昨年も行って、お話しさせていただきています。
となると、以前に私の話を聞いた参加者もいるかもしれません。「また同じ話をして」なんて言われると嫌なので、ガラリととはいきませんが、話の構成をちょっと変えようと思いました。昨日も診療で疲れ切った体に鞭打って、頑張りました(汗)。
これまでは、専門でない医師がアレルギー検査の結果がクラス2以上の“陽性”だった場合、「除去、除去」と言うことが多い、だから負荷試験が必要なんだという言い方をしていました。
別に間違いではないのですが、そういう数値がそれなりに高くても食べられることも決して少なくない一方で、長年除去して誤食もなかった場合、間違って食べると、ドカンと強い症状が出る場合もあるという話もしようと思っています。
私の場合、卵や牛乳などは加工品を用いて積極的に食べさせるようにしているため、アレルギー検査の数値がクラス6であっても、「何とかして食べさせられないか」と考えています。数日前もミルクがクラス6の患者さんにじゃがりこを1箱完食させた話をしました。
そういう方法でもなかなか食べさせられない患者さんはいます。アレルギー検査の数値が高値でどうしようもないという方もいる中、驚いたことに、クラス2や3程度なんだけれど、手も足も出ないなんてお子さんもいるのです。
徐々に患者さんや園・学校関係者の方に、数値が高くないと食べられることもあるという認識が広まってきていると思いますが、大して高くなくてもまったく食べられない患者さんの場合、誤解を生んでしまうと困ります。
いずれにしても負荷試験は必要だとお話ししようと思っています。以前、卵や乳製品で症状が出たことがあり、長年除去している場合、「少しは食べられるようになったんじゃないか?」と考え、逆に負荷試験が必要だと考えています。
もちろん、リスクは伴いますが、重症と思えば、こちらにも手があります。要は、とても少ない量から食べさせていくという方法を使えばいいのです。
先日、負荷試験でアナフィラキシーショックを起こしてしまったと言いましたが、あれはエビを十分量食べさせた上で心拍数が相当上がるまで運動負荷をしたので、症状が出る時は出るという形でした。白黒をつけるための、一発勝負という感じでしょうか?。普通の食物アレルギーなら、ごく少量からいけば、アナフィラキシーはそう簡単には起こさせません!。
長年除去していると、その食品に対し、相当敏感になっていることもあるため、それも負荷試験の適応になるという話も付け加えようかと思っています。重症で、なかなか食べさせられない患者さんに、少し時間が経ったからと、あえて負荷試験をやることもあります。食べられないままであるかの確認ということになります。もし少しでも食べられれば、そこを突破口にと考えています。
来週も離れた街に行きますが、マイナーチェンジしたスライドで食物アレルギーの理解を少しでも深めていければと思っています。


