最近、咳で受診される患者さんが目立ちます。
9月は残暑がなく、いきなり秋になった感じで、ゼーゼー言う患者さんが多く、入院の一歩手前という方もいました。こうなったら、「いかに入院を回避するか」というのが目標になります。何人かは入院を避ける治療をせざるを得ませんでした。
今月は、その騒動も収まってきたかなと思ったのですが、ここ数日でまた悪い人が目につきます。本格的に朝晩の冷え込みが出てきたからでしょうか?。
0歳や1歳で受診される方も多いのですが、当院にはある特徴があります。上にお子さんがいて、弟や妹という形で受診されるのです。上の子はアレルギーがあって通院しているので、下のお子さんも必然的にアレルギーである可能性が高まります。
元をただせば、親御さんにアレルギーがあることが多いので、アレルギー発症はなかなか避けられないという状況だったりします。
周囲を見ていると、専門でない医師の場合、ゼーゼー言っても風邪とか気管支炎ということが多く、ぜんそくの可能性が指摘されることはなかなかありません。当院の場合、ゼーゼー言ったり、ゼーゼー言わなくても、ぜんそくを思わせる症状があれば、ぜんそくの可能性を指摘しています。
治療してみて、改善があれば、やはりぜんそくがあるかもしれないですねとお伝えしています。先ほども言った通り、発症のリスクは高いので、遅かれ早かれ症状が出てくると予想しています。
いつも言っているように、ぜんそくがあるにもかかわらず、風邪と言っている医師は少なくなく、思い込みが激しいのでしょうか、いつも風邪薬が処方されています。開業医は、一人だけで診療しているので、誤診しても誰も間違いを指摘してはくれません。開業して20年以上も誤診し続けている医院さんもあるくらいです。
よく患者さんに、「親は子どもの良いところも、弱いところも知っておく必要がある」と言っています。ぜんそくやアトピー性皮膚炎があれば、「あります」と言っていますし、診断基準を満たさない、まだぜんそくと言えない状況であっても、ぜんそくの可能性を指摘しています。あらかじめ、腹をくくってもらうという感じでしょうか。
ぜんそくは慢性の経過をたどる病気で、風邪や気管支炎とはまったく異なります。ちょっと治療して、すぐに治療を止めていいような病気ではありません。
今日もそういった患者さんが受診されるでしょうが、親御さんに病気の有無をキチンと伝えられるような医療を行っていきたいと考えています。


