今日は、来春のアレルギー学会の発表のエントリー締め切りです。
アレルギー関係の中では、一番格調の高い学会だと思っています。アレルギーの研究に関するもの発表が多く、ほとんどが大学病院やアレルギー専門病院によるものです。私も勤務医時代に、衛生仮説の研究をしていた時に発表しています。
そんな私も開業医になり、でもこの2年間は発表しています。今回もいつも通り、ギリギリになってエントリーしたので、採用されたら3年連続となります。
いま私のやっていること、開業医でも負荷試験は可能であるという研究は、研究というよりも、患者さんのために気合と根性でやっていることです(笑)。いかにも研究というよりは、日頃やっていることを発表しているだけなのです。
全国的には、徐々に開業医でも負荷試験をやる医師が増えてきているようですが、まだまだ微々たるものと言わざるを得ません。残念ながら、開業医の負荷試験というテーマの研究をしている医師は少なく、私のやっていることは結構珍しいというか、新しいことだと思っています。
私の目的は、負荷試験は面倒だし、時間がかかるし、アナフィラキシーのリスクもある。いざという時に責任がふりかかってくる、という医師に「こうやって工夫すれば、負荷試験は開業医でもできなくはありませんよ」と伝えるためです。
年配の医師に多いようですが、「これまで食物アレルギーはずっと除去でやってきたので、いまさら負荷試験というリスクのある検査なんてしたくない」という人も多いでしょうが、まだ若く、「ちょっとやってみたい」という向上心のある医師もいるはずです。
現在の学会は、開業医へは「先生方、忙しいでしょうから、紹介してください」というスタンスを取っているので、いざ負荷試験をやってみたいという開業医は、手探りでやるしかないと思います。もしかしたら、慣れない方法でやってみて、怖い思いをして「もう負荷試験なんでやめた」なんていう医師もいるかもしれません。
そういう先生に、「こうやれば大して怖い思いもせずに、負荷試験ができますよ」というのを伝えたいのです。ごく一部の小児科の先生かもしれないけれど、参考にはなるはずだと思っています。そうすることで、全国の負荷試験を受けたくとも受けられない患者さんの数を減らすことができたらと思っています。
現在は、専門病院がバリバリ負荷試験を行っているでしょうが、そこに通う患者さんの多くは、最初は開業医にかかっていたはずです。食物アレルギーは最近は、なるべく食べさせるということが盛んに言われており、完全除去がかえって食べられなくするようなことすら言われています。もしかしたら、食物アレルギーを良くするも、悪くするも開業医ということなのかもしれません。
となると、最初の開業医が食物アレルギーに理解があり、さらに負荷試験をやってくれたら、救われる患者さんが増えるはずです。そう考えると、今は私のやっていることに興味を持ってくれる医師は少ないかもしれませんが、今より少しでも広めていけば、救われる患者さんも増えていくはずです。
「そうなるといいな~」と思いつつ、昨日の夜は一気に学会エントリーのための抄録を頑張りました。今日は、私の“野望”を語ってしまいました(笑)。


