小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

飲ませ方
2015年12月04日 更新

ロタウィルスのワクチンは2種類あります。

「ロタリックス」と「ロタテック」の2つですが、いずれも注射という形ではなく、液体で内服させます。

いずれも高額なため、飲んで吐いてもらったら大変です。いかに確実に飲ませるか?ということが課題だと思っています。

飲ませ方は、別にメーカーの指定があるわけではなく、他の先生方がどうやって飲ませているのか、よく分からないのが現状です。だいぶ前のことですが、医院の昼休みを使って、メーカーに来ていただき、勉強会をやったことがありました。

日本の第一人者の先生が講師で、薬のメーカー担当者が講演のスライドをプロジェクターでスクリーンに映写し、音声はオンラインで流れるという形式を取っていました。居ながらにして、第一人者の先生の話が聞けるので有り難い話ですが、当院の場合、昼休みがほとんど取れないこともあり、たまにメーカーさんがそういう話を持ちかけてくるのですが、あまり聞けないのが残念なところです。

講演後に、質問コーナーがあって、飲ませ方を質問されていました。最近は、肺炎球菌やヒブワクチンと同時接種されることもありますので、針を刺す接種の前か後かというのも問題かと思います。

その先生がおっしゃるには、針を刺せば、残念ながら多くの赤ちゃんは泣いてしまいます。泣く前の機嫌のいい時に飲ませる方法を取っているのだそうです。ちょっと口に入れ、味をしめさせてから飲ませているそうです。

それから肺炎球菌やヒブワクチンを打つとなると、泣いてしまい、場合によってはあまりの激しく泣くので、嘔吐してしまわないか心配になります。当院のやり方とは、異なるので、自分のやり方がオリジナルであることに気づきました(笑)。

赤ちゃんにとっては、母乳やミルク以外初めて口にする別のものです。甘く味付けしてあるようですが、泣いていない状態ですぼめた口にロタワクチンを押し込むと、舌で上手に押し返し、口から出してしまうことを経験します。

当院のやり方はこうです。試行錯誤の上、逆に肺炎球菌やヒブワクチンを打って、泣かせて大きく口の開いたところに、頬の裏側をつたわらせるように何回かに分けて飲ませています。

一度に入れてしまうと、泣き止んで、舌で押し返し、口から出してしまうこともあるので、3、4回に分けています。ちゃんと飲んだことを確認しているので、やや時間はかかりますが、確実な方法かなと思っています。ただし、泣きながらなので、たまにむせそうにあることがあります。

医院でひとりでやっていると、誰も間違いなども指摘してくれません。だいぶ前にこの場で触れましたが、開業医は孤独です。最悪、独りよがりの医療をしてしまいます。患者さんも、自分を気に入った人しか受診しないので、“裸の王様”になる危険性もはらんでいます。

今回はロタワクチンの飲ませ方で、どういう手法であろうとしっかり飲んでくれれば、何も問題はなかろうと思います。ただ、医療に関してはオリジナルの治療をベストと信じ込み、ガイドライン推奨とははずれた治療をしてしまうこともあるでしょう。

自分の立ち位置を確認するために、いろんな先生の話を聞く機会を持ち続けなければいけないと思った次第です。