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「不適切」な薬
2015年12月29日 更新

28日で今年の診療を終了しました。

お陰さまで、この一年を無事に乗り越えることができました。最終日ということもあり、だいぶ混雑しました。中には思い立ったように100キロ以上離れた街から受診された患者さんもいらっしゃいました。

アレルギーは、ガイドラインが整備されてきても、医師が興味も持たずに、テキトーに対応していることが少なくなく、だから今年も多くの患者さんが当院を訪れてくださっています。

今回の患者さんはアトピー性皮膚炎だったのですが、キチンと診断すらされず、治療も症状を改善させるだけの十分なものが行っていませんでした。良くならなくて当然と言えます。

そういう状況で当院に逃げて来られた訳ですが、前医は悪気はないものの、自分の“医療”に落ち度があるのは思っておらず、同様のミスを繰り返しているのだろうと思っています。どの医師もかなりのレベルに達していれば、患者さんは100キロ以上離れた当院まで来る必要はなかったはずです。

医療って、アタリハズレがあり、ハズレの医師にかかったら最後。“底なし沼”に落ちていくってこともあることを知っておかねばなりません。底なし沼ってのは言い過ぎかもしれませんが、症状が改善しないのは、誰も医師のせいだとは疑いませんので、延々とその医師の元を通院することになります。

当院に来られる患者さんは、延々と通った上、「ちょっとおかしいんじゃないか」と疑問に感じ、当院を探し当てて受診されるパターンです。医師からの紹介はまずありません。比較的早く気付いて受診される方もいれば、2、3年もしくはそれ以上かかって当院に鞍替えされる方もいます。

昨日のヤフーニュースに「不適切」な薬が処方されているという話題が出ていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151227-00050079-yom-soci

在宅医療を受ける高齢者の48%に不適切な薬が処方されており、うち8%に副作用が出ていたという恐るべき内容です。

記事にも書かれていますが、高齢者は薬の代謝機能が衰えるため、副作用が出やすいので、学会などが高齢者に避けるべき薬を提示しているが、「医療現場には浸透していない」と書かれています。

だいたい記事ってオブラートに包んだような書き方をしていますが、ハッキリ言えば、医師の職務怠慢ってことですよね?。

「お医者さんが間違ったことをするはずがない」と一般には思われていますが、半数の医者がおかしなことをやっているとも受け取れます。使っちゃいけない薬を出して、それでも医師は報酬が得られる仕組みになっていますが、これっておかしいと思いませんか?。そういう薬を処方しないようルールがあるにもかかわらず、そのルールさえ守れない医師がこんなにも多いことを表しています。

高齢者というと、内科医が中心だと思うのですが、小児科はどうでしょうか?。

日頃、困り果てて当院を受診される患者さんをみていると、ガイドラインすら守れない医者の元に通い、全く症状が改善されないという、そうなるべくしてそうなっている患者さんがほとんどです。小児科とて例外ではないという状況だと思っています。

処方すべきでない薬を処方する医師に医療費が払われないようにしたり、そういうリピーター医師の名前を公表するとか、無駄な税金を使わないようにする方法はあるはずです。

教師は、不適格と判断されると教師を続けられないシステムがあるようですが、医師にも不適格者と言えるような人はいると思っています。にもかかわらず、そういうシステムって存在しません。この辺は“触れてはいけない”部分になっているようですが、患者さんが声を上げるべきことだと思っています。