昨日、今年初の診療でした。
約1週間振りの診療だったこともあり、午前中は大変でした。特に新規受診の患者さんは時間をかけて説明できるように、昼過ぎの「アレルギー外来」の枠になるべく受診していただいているのですが、昨日は5、6人受診があったようです。
昨日が特別多い訳ではないのですが、大勢の受診があった日に新患が多いと、結構時間がかかりますので、午前中の診療が終わるのが遅くなります。13時半を回ってしまいました。
当院では同時並行で負荷試験を行っていますが、昨日も早速、今年の初の負荷試験を行いました。一人は小麦の負荷試験でした。
他院でアレルギー検査を行い、小麦アレルギーが指摘されていましたが、小麦を摂って症状が出た訳ではないので、小麦アレルギーの診断は正しいとは言えず、うどんを用いて負荷試験を行いました。
当院は、卵や乳は加工品を用いて負荷試験を行っていますが、小麦はうどんを用いています。クラッカーでやったりしていましたが、最終的にうどんでやるのが一番と考えたからです。
順調にスタートし、増量していきますが、途中で体幹にじんましんが数個出てきました。昨年秋の小児アレルギー学会で、口周りに出る発赤やじんましんは大したことがないことが多く、その後、体に広がってきたものは本格的に出ることが多いというような話が出ていました。
今回の場合、体に数個ですが、明らかなじんましんが出てきていて、「負荷試験は終了か?」と思いました。ただ、ちょっとブレーキをかける自分がいました。数個でしたので、ちょっと待って、様子をみようと考えました。
さらに広がってくれば、負荷試験は中止、もしかしたら続行も有り得ると思いました。正直、続行の可能性は低いと思っていました。
私の予想に反して、じんましんは引っ込んできたので、まさかの続行となりました。ちょっと出た後に、更に食べさせると、一気に症状が悪化することはよくあります。慎重に食べさせていくと、何も起こらず、何と完食まで至ってしまいました。ちょっと驚きました。
学会でも言われていた通り、口周囲など顔に出るじんましんは、続行可能なことが多いのですが、体に広がってきた場合、終了になることが多い印象があります。かと言って、皆がダメになるかと言えばそうとも限りません。そうでなかった経験もあります。
今回も、悪い予想を覆し、完食となりました。こういう場合、せっかく食べた訳ですから、なるべく食べて行く方向で進めていこうと思っています。
今回、早めに中止を決めていれば、しばらく小麦の除去が継続されていたはずです。小麦が除去だと、うどんやそうめんなどの麺類、パンといった主食が食べられるないことになるばかりか、クッキーやクラッカーなどのお菓子も食べられないことになります。そんなこともあって、小麦はなるべく除去は避けたいのです。
ということで、小麦はなるべく食べるという指導をすることができました。あきらめないで、よかったなと思っています。
2016年、上々の負荷試験スタートが切れました(笑)。


