小児科 すこやかアレルギークリニック

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オボムコイド6
2016年01月20日 更新

今日の講演のスライドを作っています。

睡眠時間は2、3時間でしょうか?。自ら今年は、昨年までのスライドを代えると宣言しましたので、それを実践しようと必死です(汗)。

そこそこのものができたような…。食物アレルギーに関するモヤモヤを、少しでも取り除けるような気持ちで作りました。あとは、参加者の反応をみたいと思っています。

そんな中でも、まじめに負荷試験をやっています。

昨日は、卵白がクラス6の患者さんにクッキーを用いた負荷試験を行いました。多くの小児科医が卵は完全除去を勧めるところでしょうが、当院では、クラス6の患者さんにクッキーは何度も食べさせているので、特に珍しいことをやっているわけではありません。

ただし、少々ハードルが高いというのも正直なところでした。1年以上前の採血で、卵白はクラス4だったのです。アレルギー採血は、2回調べると「上がっている」か「下がっているか」だと思います。上がっていれば、卵とのケンカがヒートアップしていることになりますし、下がっていれば、卵と和解しかけているということでしょう。上がっていれば、流れからしてリスクとなります。

それがクラス4から6に跳ね上がっていました。しかも、オボムコイドもクラス6です。オボムコイドとは、加熱卵白を表します。卵白が高くても、オボムコイドが低ければ、加熱してある卵製品なら摂れる可能性が高いと判断します。この数値では、アレルギー専門医であっても負荷試験はあまりやらない状況でしょう。

何もせずに指をくわえて見ているのは嫌なので、「クッキーなら食べられるかもしれない」という思いで、挑戦することにしました。

あっさり結果を書きますが、なんとクッキー3枚を完食しています!!!。

いつも言っているように、検査の数値が高いから除去するのではなく、食べて症状が出るから除去の必要があるのです。この患者さんはこれまで食べてこなかったので、やはり食べさせてみてどうか判定するしかなかったのです。正直、してやったりという思いです。

こういう経験というか実績をもとに、今後も似たような患者さんは頭から食べられないと決めつけることなく、挑戦し続けていこうと思っています。