昨日は、学童保育の指導員の研修会に行ってきました。
午前中の診療を終え、長岡市へ。会場が新潟市、長岡市、上越市の3カ所あるようで、そのうち、私の任されたのは長岡市、上越市でした。昨日が長岡市で、来週が上越市になります。
もともと人前で話すが何より苦手なのですが、アレルギーについては、そういう羞恥心以上に伝えたい、伝えなければという思いが強く、県内を精力的に飛び回っています。
ただ、今回の研修会は初めてだったので、ちょっと緊張はありました。ただ、一旦話し始めれば、もう1時間以上話が止まらなくなります(笑)。
私の場合、毎週のように水曜の午後、当院が休診の日に合わせて、食物アレルギーの啓発活動を行っていますが、広めたいのは誤食時の対応です。
昨日の講演の中でも触れましたが、厚労省のデータでは、食物アレルギーの死亡数は年間0~5人とされます。ちまたで恐れられているほどは、死なないという現実があります。
ただし、アナフィラキシーを起こし救急搬送というのはよく聞きます。言い方は変ですが、「たまたま助かっているケースが多いだけ」なのかもしれません。当たりどころが悪ければ、というか、油断があったり、判断ミスが重なれば、東京調布市の死亡事故の二の舞、三の舞が起きてしまうかもしれません。
調布市のケースでは、今ほど食物アレルギーに関する研修も行われていませんでしたので、仕方ない部分もあるとは思いますが、結果的に判断ミスが重なり、ゴテゴテとなり、死に至りました。
どうでしょう、エピペンを所持するくらい重症なお子さんだったので、もう10分でも早くエピペンを打っていたら、結果は変わっていたかもしれません。
あの状態で、お子さんを救命し得たのは、いかに早くエピペン注射を行うかということであっただろうと思っています。それができなかったから、最悪の事態を招きました。
ということで、学童保育の指導員であっても、保育の時間におやつを口にする機会があるため、アナフィラキシーに関する知識を持つことは重要です。私の患者さんも学童保育の時間帯に誤食でアナフィラキシーショックを起こし、危機一髪になった経験を持っていますし、ネットで調べたヒヤリハットの事例でも、学童保育でエピペン騒動になったケースが載っていました。
昨日は、1時間以上しゃべりまくり、その後、練習用のエピペンを用い、参加者全員に太ももに打ってもらうという機会を作りました。来週、上越会場でもそうするつもりです。
心配しているのは、新潟会場のこと。講師は医師でないようなので、エピペンの練習はないのかしれません。それはしない訳にはいかない時代に来ていると思っています。それを担当者には伝えています。善処を願いたいと思っています。
昨日の参加者の方々は、1時間半の授業が4コマあり、私が最後の授業でした。皆さん、最後まで一生懸命聞いてくださいました。それなりに時間を割いて準備してきましたので、とりあえず成功かなと思っています。
これでようやく日曜の学会の発表の準備に移れます(大汗)。


