先日、この春に上越市に転居されてきた患者さんが紹介状を思って当院を受診されました。
紹介状によると、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーがあるようです。アトピー性皮膚炎は、いつものパターンで当初はかかっていた皮膚科から“乳児湿疹”と誤診されていたようです。最終的にアトピーの診断がつき、治療が行われていたようです。
ぜんそくも、最初は“風邪”などと言われていたようですが、ぜんそくの治療を行われていました。
食物アレルギーは専門医にかかっており、何度か負荷試験が行われて、卵のみ除去している状況でした。
最終的に、ぜんそくと食物アレルギーは専門の先生が診られており、アトピーは皮膚科で診てもらっていたようです。ただ、ぜんそくもちょっと悪くなると、近くの小児科に行っていたようで、3箇所の医療機関を行き来していたようです。
卵アレルギーが心配だと言っても、かかりつけの小児科医からは、「専門病院なんて行く必要がない。どうせ治る。」と言われていたようです。なんて乱暴な言葉でしょう。当院では成長しても、なかなか卵を食べられない患者さんも診ています。治りづらいケースもあるのです。
結局、紹介状を持たずに、専門病院を訪れ、負荷試験をしてもらい、卵の負荷試験が残った状況で、こちらに引っ越しになったようです。
いろいろ話を伺うと、アトピーは過小治療の可能性があり、こちらで皮膚の炎症を抑える治療をした方が良さそうでした。ぜんそくも、治療の強化を行った方がよいのかなと思っています。もちろん、卵は加工品から負荷試験を行っていくつもりです。
だいぶ時間をかけて説明しましたが、3つの病気を当院1箇所で治療を行えることに安心されている様子でした。アレルギーは医師の間で知識や技術の差が大きく、その結果医師の言うことが大きく異なり、患者さんを混乱させています。
それにしても「専門病院なんて行く必要がない」という発言には驚きました。親御さんの気持ちを無視した問題発言だと思っています。
この時代に、そういうことを言われた時点で、その医師の元には通う必要がないと判断できると思っています。


