小児科 すこやかアレルギークリニック

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地道な作業
2016年05月21日 更新

1日数件ずつ負荷試験を行っています。

鹿児島在住の方が、実家にきている際に体長を崩し、ある小児科に行って改善しないために、当院を初診されました。

その際、食物アレルギーがあることが分かり、卵は加工品は食べていますが、卵料理は食べておらず、ピーナッツも除去しているという状況でした。近々、九州に戻られるということで、卵とピーナッツの負荷試験を勧めました。

卵焼きは完食でき、ピーナッツの負荷試験も行いました。ちなみに、ピーナッツの検査はクラス2。これだと食べられる人と食べられない人に分かれると思います。しかし、私には「食べられるはず」という自信がありました。ピーナッツを詳しくみるArah2がクラス0だったからです。

先日、負荷試験を済ませ、ピーナッツを10粒食べられることが分かりました。当院にこられる前に、卵料理とピーナッツのみを除去しているという話でしたので、その2つを解除できることが分かりました。

これで除去するものがなくなったはずですが、実はそうではありませんでした。当院初診時に、アレルギー採血をさせて頂きました。イクラとタラコは食べていないとおっしゃいます。卵アレルギーがあったりすると、母の心にブレーキがかかり、ナッツ類やソバ、エビ、カニ、魚卵などを食べていないことが多いようです。

ということで、アレルギー採血の際に、イクラとタラコの項目を追加しました。そうしたら、クラス2程度の陽性だったのです。これは負荷試験の適応になります。

折角、負荷試験は完了だと思ったのですが、イクラ、タラコの負荷試験も必要であることが分かりました。クラス0でしたら、自宅で少しずつ食べてもらおうと思ったのですが、陽性であれば、負荷試験をするのが安全です。

またこちらに戻ってこられる際に、イクラとタラコの負荷試験をさせていただくことになりました。

この子の通う園には、食べられるかどうか見極めることのできる負荷試験という方法があって、卵とピーナッツが解除になったことを話していただくように言いました。これでほんのちょっとだけ世の中に負荷試験という検査の存在を知らしめることができました。

こんな地道な作業を繰り返しています。