小児科 すこやかアレルギークリニック

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来月の研究会
2016年05月26日 更新

もう5月も末で、あっという間に来月になってしまいそうです。

来月、東京で学会があることは昨日言いましたが、研究会が新潟でもあります。それにもエントリーしています。

以前も触れましたが、カレーでアナフィラキシーを起こした患者さんのケースを報告しようと思ってます。

まだ結構珍しい症例で、多くの医師がどうやって診断するのか分からないということもあるでしょうし、某メーカーのカレーを食べて苦しくなり、皮膚科を訪れた際、内服薬しか出されなかった事実を重視しています。

そもそも、県内の皮膚科のドクターで食物アレルギーに詳しい人は聞いたことがありません。大人が食べ物を食べて、呼吸苦を含めてじんましんが出た場合、皮膚科を受診することが多いと思います。ところが、多くの皮膚科医が詳しくないので、今回のようにテキトーにあしらわれる可能性は高いと思っています。

こういう対応をしてきた皮膚科医は、真正面から受け止めず、かわすことに慣れてしまっています。患者さんがどれだけ原因がわからずに不安な日々を送っていても、それを理解していないのです。

世の中には、真摯に取り組んで、一生懸命やっている皮膚科の先生もいらっしゃるのですが、県内では聞いたがことありません。今回のような食物アレルギーでアナフィラキシーを起こしても、精査することも期待できない訳です。

私が県内の他科の先生の前で話す機会は、来月の研究会くらいしかありません。であれば、こういうケースをどう捉え、どう対策しているか、私のやり方を発表し、知っていただくしかありません。

ポイントは、二つ。カレーのどの成分が悪さをしているのか、キチンと精査をする必要があること。食物アレルギーは、原因食品の除去することが基本なので、なるべくそれを追求して、患者さんに指導する必要があります。

もう一つは、アナフィラキシー対策です。カレーの中に含まれる成分を食べて、じんましんや呼吸困難を起こすことが分かっている訳ですから、知らずに食べてしまえば、またアナフィラキシーは起こり得ます。かかった皮膚科からは、内服薬しか処方されていませんでした。

昨日も、ある中学校にエピペンの講演をしに行ってきました。強調してきたのは、皮膚症状だけでは内服薬で対応し、アナフィラキシーを起こしたらエピペンが第一選択薬であることです。つまり、アナフィラキシー対策がまったくなされていなかったことは大きな問題です。

この皮膚科医も悪気はないのでしょうが、明らかにやっている対応がおかしい。ただこの先生だけが知識不足ということではなく、例えば上越市内でもこういう対応をしている皮膚科医はいます。当院の存在を知っていて紹介しないのですから、かえってタチが悪いと言えます。

その辺りの問題提起ができればいいなと思っています。