小児科 すこやかアレルギークリニック

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辛辣
2016年06月22日 更新

2週連続で続いた学会発表が終わり、ホッとしています。

連日、多くの患者さんが訪れ、休む間もありません。新規受診が5、6人あるともう大変。アレルギーは問診が要なので、いろいろ聞き出そうとこちらも努力することになります。

先日、12歳の女の子が初診されました。アトピー性皮膚炎があり、顔や足に湿疹があり、とても痒そうでした。

皮膚科に通っていたそうですが、まったく良くならず、見切りをつけて当院を受診してくださいました。その皮膚科では、診断名も告げられず、1分診療で塗り薬が処方されるようなところでした。良くならなくても、同じ薬を出していました。

これを読んだだけで、ヤブだって分かりますよね?。そもそも肺や消化器は中から見えないですが、皮膚は誰にも目で見て取れます。皮膚科たるもの、受診したその日から“目で見える”効果を求められています。

そうできなければ、何の言い訳もできないし、専門医に紹介すべきではないでしょうか?。にもかかわらず、まったく改善しない状態が繰り返され、じきに患者さんから見切りをつけられてます。

昨日のネットニュースで、こんな記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160620-00000127-sph-ent

竹原さんは、医師を信用しすぎて死にかけたそうです。小児科や皮膚科はあまり死ぬ病気を扱わないことが多いでしょうから、あまり“誤診”が問題にならないだけだと思うのです。

当院は、他院の尻拭いをよくやっています。患者さんが当院に逃げてきて、そのまま当院に通院するものですから、自分が“誤診”したことに気づいておらず、“誤診”し続け、多くの患者さんに迷惑をかけ続けている状況です。

話を元に戻しますが、12歳の年頃の女の子は、誰もが顔にある湿疹に目が行きます。何とかしたいと思っていたでしょうが、前医がそんな調子だったので、良くしたいという思いを遂げることはできませんでした。

当院に来られて、アトピー性皮膚炎であること、悪い皮膚の状態をキチンと抑えるには症状に見合ったステロイド軟膏が必要であること、その皮膚科では「薄く塗る」、「良くなったら塗るのをやめる」という指導をしているようですが、まったくの逆であることなどを説明しました。

一週間後に再診されました。一部もう一息ってところもありましが、かなり良い状態になっていました。ほぼ予想通りです。

彼女にしてみれば、皮膚科と当院の診療を比較できる状態です。私は、いい加減な医療を減らしたいと思っているので、「だいぶ良くなったでしょう」と言い、医療レベルには大きな差があることを理解してもらうようにしています。

そうしたら、12歳の患者さんが「○○皮膚科の先生は全然よく診てくれない。ウザい。」などと辛辣な言葉を発しました(汗)。普通、親御さんはそこまでは言いません。遠慮なのか、まだ医者を信じているところがあるのかもしれません。

12歳といえば半分大人ですから、自分の良くしたいと思いを達成してくれない医師は、敵になってしまうのでしょう。でも実際そうです。すみやかに改善して欲しいと願って、お金も払っているのに、しかも当院で1週間できることができない訳ですから、相当問題があることを見抜いているようです。

その患者さんの顔の湿疹には、プロトピックというステロイドではない軟膏を処方しました。とてもいい薬なので、きっと予想通りの効果を発揮してくれると思っています。起こり得る副作用は、皮膚の火照りです。ステロイド軟膏で一旦良くしてから使うので、それ程火照ることはないだろうと思っています。

私がこの12歳の子の敵に回ることがないよう、知識をフル活用し、責任を持ってアトピー性皮膚炎の皮膚を良くしていきたいと思っています。