今度の水曜は、一般の方に向けた講演があると言いました。
昨日からスライドを作っています。昨日も触れたようなストーリーで話を進めていくつもりです。実際、作ってみるとすべて構想通りにいくとは限らないようです。また時間はあるので、自分の構想により近いものに完成度を上げていきたいと思っています。
その最初のスライドはこうしました。「当院の力を入れているアレルギーの病気」というタイトルで気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーと3つの病気を挙げました。
最初は簡単に3つの病気に触れて、これらは合併しやすく、実は発症の順番はおおよそ決まっており、それをアレルギーマーチというんだという展開です。
順番が決まっているなら、その進展を阻止できたら、病気を予防できるのか?という考えにも及びます。そんな試行錯誤が繰り返され、その中から経皮感作の発想が生まれた訳です。あら、またいろいろ書いちゃった(笑)。
当院の力を入れている3つの病気で困り果てている患者さんは大勢います。有り難いことに市内はもとより、市外からも受診が絶えません。食物アレルギーもアトピー性皮膚炎も新患が目立ちます。中には、咳が止まらないという患者さんもいます。
食物アレルギーなら当院ということで、迷わず来られる方も多いのですが、アトピー性皮膚炎は前医からほとんどの場合、“乳児湿疹”と誤診されています。アレルギーとはつゆ知らず、アレルギーとは思いもせずに、受診されることも結構\あります。ともかく湿疹があると、皮膚科にかかっていても、良くならなければ当院を目指して受診される方が増えています。
咳も同様です。咳が長引いて、止まらないとぜんそくがあるとは疑いもせずに、当院へ直行される方も多いです。ぜんそくがあることが多いのですが、実は百日咳だったとか、マイコプラズマだったとかいうこともあります。
症状が改善しなくても同じ薬を出し続ける医者も多く、私からすればそういうケースでも当院に相談に来て、解決の糸口を見つけてくれればいいと思っています。
さて、咳の長引く場合ですが、たいていの場合、風邪と診断されて風邪薬が出されています。最初は風邪と診断しても仕方ありませんが、まったく改善がないのに、同じ薬を出し続けるのは、治って欲しくないからと言わざるを得ません。医者はそれでも儲かるので、周囲に医師から「絶対オレが良くしてやる」という気概を感じることはあまりないですね~。。
ただ、最近はオノンとかキプレスという薬を出す小児科医が時々います。これらはぜんそくの治療薬なので、ぜんそくの存在を疑っているのでしょう。
しかし、親御さんに聞いても、何の説明もなく、こっそり処方されていることが多いようです。これはダメでしょう。当院に来られて、お薬手帳にぜんそくの薬が記載されていて、それを言うとビックリされる親御さんが多いのです。
「風邪だと思っていたが、改善しないので、同じ薬を出してもらちがあかない。可能性も十分あるし、試しにぜんそくの薬を出しておきますね」と一言言ってくれればそれで十分だと思うのですが、それがないようです。
症状を改善させようと、そういった薬を追加するのは、よい心掛けだと思っています。そういう思いやりは好きです。ただ、それがぜんそくの薬だと知って困惑する親御さんは結構います。
こっそりではなく、キチンと説明する。それが信頼関係の上でも大切だと思っています。


