先日、ある医院さんが夏休みということで、患者さんが当院を初めて受診されました。
普段、食物アレルギーを中心に書いており、最近は経皮感作にアトピー性皮膚炎が大きく影響していることが判明して、アトピー性皮膚炎についても触れるようにしています。
ぜんそくのことを一番触れていないのだろうと思っています。しかし、ぜんそくも並々ならぬ意欲で治療に取り組んでいるつもりです。もともと福岡の専門病院で学ばせていただいたきっかけは、本格的なぜんそく治療を学びたいと思ったからです。
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、ぜんそくはいずれも病気の法律的存在のガイドラインは存在します。昨日も100キロ以上離れた街から当院を受診された患者さんがおられましたが、食物アレルギーでした。実は、アトピー性皮膚炎が見逃されていましたが…。
ぜんそくで遠くから受診される方はあまりいません。多分、発作が起きたら、近くの病院にかからざるを得ず、そのまま治療を受けているのだろうと思います。
ぜんそくは重ければ、入院が必要のこともあるし、いくらアレルギーの専門でなくても診断はできます。私が心配しているのは、軽症の場合です。多分、多くの小児科医が見逃しているであろうと思っています。何故なら、地元で長引く咳で他院にかかっている患者さんの多くが誤診されているからです。
先程述べたように、ぜんそくにもガイドラインがあり、重症であれば、それなりの治療を受けているケースが多いように思います。ですから、当院に来られなくても済んでいるのかなと予想しています。
ちなみに、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎はほとんどガイドラインは守られておらず、いい加減に対応されていることが極めて多く、患者さんも不安や不満を持っていることが多いようです。
ぜんそくが重い場合、皆がそれなりの治療を受けているかというと、それははなはだ疑問です。冒頭に述べたように、他院が休みということで受診された患者さんの治療に「?マーク」が付くからです。
それなりの治療はされていても、詰めが甘いというか、肝腎の治療がじきに中止されているからです。ぜんそくは慢性の病気で、そう簡単に治るものではありません。気管支の慢性炎症を十分に叩かないといけないのに、不十分な治療が施されていました。ぜんそくをよく知らないと、こういうことになってしまうのでしょう。
このような患者さんが複数受診されたのですが、もしかしたら普段かかっている小児科医に悪いと思ったのでしょう。休診の初日に何人も受診されています。そして、いずれも過小治療でした。一部はぜんそくなのに、診断されていませんでした。
いつも言っていますが、全国的にアレルギーに詳しい医師と詳しくない医師がいて、私からすれば、9割は詳しくないと感じています。詳しくない医師にかかっていては、今回のように不十分な治療を受けている可能性が高いのだろうと思っています。
セカンドオピニオンじゃないですが、患者さんを入れ替えるシステムがあればいいと思っています。つまり、何か月に1回は他の医師を受診しなければいけないとするのです。
地元の場合は、すべて一度は当院を受診して欲しいくらいです。もちろん真っ当な治療を受けている患者さんもいると思いますが、当院に逃げてこられる患者さんは、根本的に治療がおかしかったり、診断すらついていない患者さんがほとんどだからです。
患者さんをシャッフルするシステム、あればもっと多くの患者さんが救われるのになぁと思っています。


