10月に入って土曜日は初めての診療になります。
先週は小児アレルギー学会、その前の週はすこやか健康フェア。土曜は当院にとっても“稼ぎ時”で、休診は痛いのですが、すこやか健康フェアは10月の第一土曜にやると決めているので、今回はたまたま2週連続になってしまった訳です。
今週は、木曜日も休診でした。昨日も150名を超える受診があり、休んでもその分、その日の前後に患者さんがまわってくださるので、人数的にはあまり変わらないのかもしれません。もうクタクタです。
昨日、離れた街から初めてゼーゼーしたという患者さんが受診されました。
ゼーゼー言えば、ぜんそくを疑いますが、過去にゼーゼーしたことはなく、本当にぜんそくと診断していいのだろうか?と考える必要があります。アレルギーの専門医にかかっていたようですが、シングレアの他、アドエアが出されていました。
最近、いきなりアドエアを処方する医者が多く、適正に使用されていない印象があります。アドエアは、ぜんそくがあって、しかも決して軽くないことを証明する必要があるはずです。行き過ぎかなと思っています。
専門でない医者が「最近はこれを使えばいいんだよね」とばかりに軽い気持ちで使うケースも見受けますし、今回はそうではないのですが、アドエアでなければいけなかったかと言えば、そうではないでしょう。
ひとつの目安として、呼吸機能検査があります。気管支が狭くなっているかを確認する検査です。特に異常は認めませんでした。新潟県内でこの検査をやっているのは数人でしょう。客観的な証拠を得るため、適切な治療を選択する上で必要な検査ですが、多くの小児科医が行っていないのは、不思議でなりません。
この患者さん、キウイにもアレルギーがあります。これも他のアレルギー専門医にかかっていたそうですが、アレルギー検査の数値を見ただけで、「除去」と言われたそうです。
親御さんとしては、意外と食べられるのか、微量で症状が誘発されて危険なのかを知りたいと考えているにもかかわらずです。この方はエピペンは持っていないので、負荷試験の結果によっては、エピペンを所持しなければいけないはずです。それも引き受けることにしました。
アレルギーの非専門医は、いわばやりたい放題で、おかしなことを平気でやっていますが、専門医であっても「?」ということをやってしまうようです。
新潟県にガイドラインに沿った適正な医療を広めたいと、開業して9年以上真面目に取り組んでいますが、専門医、非専門医ともに、私の考える医療が広まっていなんだなと実感しています。
画像は、園児からもらったゴム製のアクセサリーです。熱が出て吐いて、要は胃腸炎症状で脱水が進んでおり、当院では点滴は滅多にしませんが、点滴を行った患者さんです。1日だけでは回復せず、当院ではほぼ有り得ませんが、二日に渡り点滴をして、回復しました。
その次の時にこのアクセサリーを持ってきてくれました。楽にしてくれたお礼を私に渡したかったようです(笑)。プレゼントはもう一つありました。カブトムシのエサのゼリーをこの子の家のカブトムシは死んでしまい、あまったので当院のクワガタに使って欲しいと持ってきてくれたのです。
医療において、優しい心遣いをする必要があるのは医者の方ですが、なかなか難しい時代なのでしょうか?。患者である子どもの方から優しい心遣いをしていただいてしまいました。ホッコリしてしまいました(笑)。



