小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

もしも…
2016年11月10日 更新

毎日、大勢の患者さんの診療を行っています。

連日、新規に当院を受診される患者さんが複数いらっしゃいますが、だいたいアレルギーを心配されての受診です。もう地元で9年アレルギーにこだわって診療していると、上越市内だけでなく、近隣の街からもまっすぐ受診してくださるようです。

得意分野を活かせるって、素晴らしいことだと思っています。自分の自信のある分野について、他院で対応できないような患者さんが受診してくださるので、わずかながらでも地域貢献ができているのかなと思っています。

それにしても、他のドクターから当院への紹介はほとんどなし。アレルギーについて素人みたいな医者でも「アレルギーくらい自分でも診られる」と思っているのか、勘違いしているとしか思えません。そこが多いに不満ですね(笑)。

当院は、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーにこだわっていますが、例えばぜんそくを勉強していると、他の咳の長引く病気と区別する必要があります。最近触れていたマイコプラズマやRSウィルス、ヒトメタニューモウィルス、クラミジア、百日咳を区別しないといけません。

アトピー性皮膚炎についても、乳児湿疹と混同している皮膚科医、小児科医が多い中、区別し、これも最近触れていますが、「経皮感作」を防ぐために少し早めに対応するよう心掛けています。

アトピー性皮膚炎以外の湿疹で受診される患者さんもたまにいらっしゃいます。自然に治るようなものは様子を見ていただいていますが、これはと言うものは皮膚科の先生に診てもらうようお願いしています。

感染症であり、皮膚疾患なのですが、こだわっているものに水イボがあります。アトピー性皮膚炎があると、とても合併しやすい病気です。多くの小児科医が取るのを面倒くさがり、「放置すれば治る」なんて見え透いたウソを言うことが多く、皮膚科もこれまた面倒くさがり、少ないと力ずくで押さえつけてピンセットでつまみ取るし、増えると様子を見るよういうことが多いです。

誰も痛み止めのテープを貼って、痛みを少なくして取ろうともしない。なるべく痛みを減らして取ってあげたいと願い、数十個あっても、取るようにしています。

食物アレルギーは、負荷試験をせずに診療することはできません。多くの開業医が逃げ回ってやっていませんが、当院はどのアレルゲンにも対応しています。さすがにピーナッツやソバでクラス6とかだとやりませんが、過去にアナフィラキシーを起こしても、しばらく経っていたり、数値がさがっていれば、負荷試験の適応と考えています。

夜尿症の専門医の先生に言わせると、夜尿症はアレルギーの次に多い慢性疾患なのだそうです。開院して、意外と相談を受けることが多いのです。今年、夜尿症のガイドラインが出ましたが、その前から夜尿症に注目し、治療に取り組んできました。

これは男の子の問題ですが、たまに相談を受けることに、包茎があります。これまた何人もの包茎を治してきました。少し前まで手術が必要とされてきましたが、最近は軟膏治療で1、2週間で治療できます。当院では成功率が99%くらいかな。

これまで脳腫瘍、甲状腺、神経の病気などを診る機会もありましたが、それは対応しきれないため、綜合病院に迷うことなく紹介してきました。要は、自分の対応できる病気を診ることだけに注力してきた訳です。

でも、多分感染症、アレルギー、夜尿症などは多くの開業医が対応すべき病気だと思っています。特別な高価な医療機器が診断や治療に必要なものではないからです。自分でできることは自分で対応していますし、これらの病気なら大抵は治療できる自信もあります。

マイコプラズマの診断ができなかったり、負荷試験を隠蔽していたり、水イボを平気で放置するよう言ったり、夜尿症も様子を見ろと言ったり、いろんな開業医がいます。当院のやっていることを、もしも多くの開業医が責任を持って対応してくれたら、日本の子どもの診療レベルは大きく上がるのではないかと思っています。私のような人間でもできることは、多くの小児科医にできることなのです。

それができていないとしたら、各医師の企業努力が足りないのではないかと思っています。もちろん、私のやっていることは完璧ではないため、もっと上を目指して精進していきます。