小児科 すこやかアレルギークリニック

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前進あるのみ
2017年01月24日 更新

遠路遥々N市から受診してくださっている患者さんがいます。

以前、上越市在住だったため、その頃からのお付き合いです。姉妹なのですが、上のお子さんが、卵でアナフィラキシーの既往があり、エピペンも処方しているし、卵を除去していました。

下のお子さんもアレルギー体質があり、採血で卵の値が陽性であることもあり、卵を除去していました。当院にかかっていたのですから、もちろん負荷試験はやっており、卵を少し含む加工品を食べられることは確認していましたが、本人の恐怖心もあるし、それに加えて親御さんも怖がっており、なかなか進まない状況でした。

このように親も子も怖くて食べられず、除去に慣れてしまっている方って少なくないと思います。個人的には、少量でも食べて欲しいと考えているし、摂取していない状況を聞いて、その都度負荷試験を勧めていました。

1年以上経つでしょうが、卵のクッキーの負荷試験に姉妹そろって受診してくださいました。上越を離れN市に転居されていたため、なかなか受診は難しいと思っていたのですが、受診してくださいました。

これまでは、特に上の子の拒否反応が強かったので、食べてくれるか心配だったのですが、2人とも規定量を食べてくれました。よかったと思います。

これまでは卵を食べることに抵抗があったので、正直、次はいつになるやらとそんなに期待はしていなかったのですが、次はカステラを使いますかとお話ししていました。

先月、また受診してくださいました。親御さんは負荷試験の必要性を理解してくださっていますが、お子さんの方が気持ちで食べられないこともあり、「今日はどうなんだろう?」と思っていました。

カステラを使って負荷試験をしましたが、妹の方が軽いので食べて当然として、姉も食べてくれたのです!。ちょっと意外でした。負荷試験の神様が降りてきてくれたのでしょうか?(笑)。

カステラ1切れは、卵1個の何分の1を占めますので、ようやくここまで来たかといったところです。次こそは本命の卵焼き1個に挑戦することになります。

ようやくこういう状況に辿り着けた訳ですが、私は食べていると体が慣れ、より食べられると実感しておりますので、「前進あるのみ!」って思っています。