小児科 すこやかアレルギークリニック

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経験は“力”
2008年04月04日 更新

当院は、小学校がまだ春休みのためか、新患の患者さんが相変わらず多い状況が続いています。

自分で言うのも何ですが、アレルギーに関しては県内ではトップクラスに時間をかけて説明している自信があります。専門的に学んでいますので、あれもこれも話さないとと思ってしまい、話が止まらなくなるのです(汗)。今日も、最近上越に引っ越して来られて、一度近医で診察を受けられたようですが、より専門的な医療を求めて当院に初診された患者さんがいらっしゃいました。

咳の出やすいその赤ちゃんは、昨年秋から咳が出やすく、ゼーゼーもあったようなのですが、これまでの症状や、受けてきた説明や治療内容をお聞きして、前の主治医の先生もかなりご苦労されているなと思いました。乳児喘息はゼーゼーを繰り返して、呼吸困難が持続し、そこからなかなか抜け出せなくなることもあるのです。いずれ良くなるはずと、赤ちゃんのゼーゼーを決して甘くみてはいけません。治療しても症状の改善が芳しくない場合は、あまり無理をせずに専門医に紹介して頂きたいと思っています。今回は引っ越しというタイミングで、受診された訳ですが、キチンと治療させて頂きたいと思っています。

最近は「専門医だから」とご指名で受診され通院して下さる患者さんがかなり多いです。“こんなにも専門性が求められている”とは自分でも少々ビックリしています。ひとりひとりの患者さんのご期待に応えられるよう頑張りたいと思っています。

乳児喘息といえば、福岡で研修させて頂いた時に、最重症の赤ちゃんを担当させて頂きました。これまでの小児科医人生の中で最も重症な乳児喘息の患者さんでした。ちなみに研修先でも数年に一人というくらいの重さだったそうです。しっかり治療をしたつもりでも、なかなか症状が改善せずに、親御さんから「まだ良くならないのか?」というプレッシャーもあり、相当苦労しました。週に1回院長回診、もしくは部長回診があるのですが、その時にアドバイスを頂きながら、数ヶ月かかってゼーゼーを出ないようにし、最終的に退院に持っていくことができました。その時の経験が、自分の中では、何物にも代え難い自信になっており、乳児喘息ではそれ以降、対応に困ったことはほとんどないと言っても過言ではありません。

回診の時に、同じ患者さんの症状を診て、「こうしたらいいんじゃないか」といろいろと教えて頂きました。日本の第一人者の先生から、“知恵”を授けて頂くことは滅多にできる経験ではありません。ぜんそく治療の教科書を何百回読むよりも貴重だと思っています。

1歳を過ぎないと喘息と診断できないなんていう医師もいますが、そうではないと思います。咳の長引く赤ちゃんは早めの対応が必要です。ましてやゼーゼーを繰り返している場合は、早急な専門的治療が不可欠です。お困りの親御さんは是非お早めに受診して下さい。