当院の卵アレルギーのデータを披露したいと思います。
卵アレルギーは、プチスタディーにより早期からのアトピー性皮膚炎治療と、卵の早期摂取により発症を予防できることが証明されています。
成育医療研究センターの報告によると、近年、食物アレルギーで救急外来を受診したお子さんの中で、卵が原因な患者さんは減っていないとのことです。
https://www.ncchd.go.jp/press/2026/0121.html
またパッチオンスタディーにより、3歳時点で徹底したアトピー性皮膚炎治療により卵アレルギーが30.4%に減ることが分かっています。
https://www.ncchd.go.jp/press/2026/0317.html
卵はいまだに食物アレルギーの主要アレルゲンであり、多くの小児科医を悩ませているのだろうと思います。
当院できわめて重症なアトピー性皮膚炎の患者さんのみを対象にしています。アトピーが重症だと卵は上がりやすく、卵以外の食べ物もいくつも陽性になりやすいです。
皮膚治療をしっかり行った上で、卵の抗体が陽性の人も少なくない中で、卵を除去しているのは10%でした。順調に治療中のお子さんもいるので、5%程度に抑えられそうだと考えています。
実際に卵白がクラス5や6のお子さんもいましたが、解除は可能です。ただし、食べさせ始めるのは低年齢からというのがポイントだろうと考えています。


